[今日の視点]貴金属=軒並み下落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、軒並み下落して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク安を受けて売り優
勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安を受けて軟調と
なろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は13.50ドル安
の2621.30ドル、銀が45セント安の2935セント、プラチナが20.37ド
ル安の917.30ドル、パラジウムは14.32ドル安の913.00ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=157.81/83円で、前営業日の
大引け時点から0.11円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が1万3390円前後、銀は151.5円前後、プラチナ
は4690円前後、パラジウムは4600円前後。
【NY金はポジション調整の売りが圧迫】
 金は前週末の海外市場では、ポジション調整の売りを受けて軟調となった。
 金はポジション調整の売りが圧迫要因になった。休み明けの欧州市場で手じまい売り
が出た。ロシアのプーチン大統領がウクライナ経由の欧州向けガス供給維持の見通しに
否定的な見解を示し、天然ガス価格が上昇したことなどが圧迫要因になった。欧州のイ
ンフレ押し上げにつながると、欧州中央銀行(ECB)の利下げ余地が狭まるとみられ
ている。

 銀は前週末の海外市場では、金軟調につれ安となった。
【NYプラチナは金軟調につれ安】
 プラチナは前週末の海外市場では、金軟調につれ安となった。
 プラチナは金軟調につれ安となった。金にポジション調整の売りが出た。天然ガス価
格の上昇で欧州中央銀行(ECB)の利下げ余地が狭まるとみられている。一方、中国
の習近平国家主席は、同国が2024年に経済および社会目標を「円滑に」達成した
が、来年は改革や発展、安定という面で「非常に困難な」課題に直面すると述べた。
<今日の予定>
・シカゴ購買部協会景気指数 2024年12月(シカゴ購買部協会)
・米中古住宅販売仮契約指数 2024年11月(全米不動産協会)
・建玉明細報告(CFTC)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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