●論点解説ゴム、2024年を振り返る=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 2024年のゴム相場は前年比44.5%高となった。年間を通じて東南アジアの天
候不順が材料視され、底固く推移している。2011年以来の高値を更新した。年初の
275円に対して、3月と6月にまとまった買いが入り、350円を上抜いた。産地で
豪雨傾向が強く、供給不安が織り込まれている。8月以降にも改めて天候リスクが織り
込まれ、10月に年間高値419円を付けている。年末に向けては産地天候改善で
370円水準まで軟化したが、そのタイミングで中国景気刺激策への期待感が浮上した
ことが下値を支えた。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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