●論点解説穀物、2024年を振り返る=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 2024年の穀物相場は、前年比でトウモロコシが3.7%安、大豆が23.7%安
となった。ともに豊作環境で上値の重い展開になった。作付け期までは底固さを見られ
たが、作付け開始後は徐々に上値の重い展開になった。トウモロコシは年初の470セ
ントに対して5月の475セントで年間高値を確認している。その後は豊作環境を手掛
りに8月の385セントまで急落した。しかし、収穫期と前後して輸出が上振れすると
需給緩和評価が後退し、つれて400セント台を回復する展開になった。南米の豊作環
境はネガティブだが、需要の強さを背景に年末に向けて450セント水準まで下げ幅を
縮小した。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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