NYプラチナ市況=続落、リスク回避・ドル高で安値模索

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 1)    920.0       925.2       896.5       902.4    - 17.1
         (25/ 4)    936.5       941.3       913.6       919.8    - 15.6
 パラジウム  (25/ 3)    917.50      921.00      896.00      901.10   - 10.50
         (25/ 6)    926.50      926.50      905.00      909.60   - 11.00
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ         19,063        41,084        87,493        (-    847)
 パラジウム          3,710         3,042        19,439        (+    605)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           42573.73 - 418.48
     前日  157.91/93   1.0425/27    ・ナスダック          19486.79 - 235.24
     本日  156.80/82   1.0400/02    ・10年米国債利回り      4.55 -   0.07
・NY原油 (25/ 2)  70.99 + 0.39     ・SPDR保有金残高    872.52 -   0.28
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ、パラジウムは続落。前日比は、プラチナ
が17.1〜14.4ドル安、中心限月の4月限が15.6ドル安、パラジウムが
11.00〜7.90ドル安、中心限月の3月限は10.50ドル安。
 プラチナ4月限は続落。対主要通貨でドル高に振れたことが重しとなった。トランプ
次期大統領の就任式を年明け20日に控えて、楽観的な雰囲気よりも警戒感が勝ってい
ることがリスク回避を促している。主要な米株価指数は軟調に推移し、米国債は強含ん
だ。トランプ氏はSNSで世界を振り回す傾向があることから、不安感が先行してい
る。現物相場、期近1月限とも一時900ドル割れを試し、安値模索となった。
 米国の物価上振れが警戒されていることはプラチナ相場の重し。トランプ次期大統領
が関税を発動させるとインフレ圧力が強まり、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下
げペースは鈍化する見通し。
 クリスマス週を通過したものの、1月1日が休場となることから模様眺めムードが引
き続き強く、調整含みだったことは重し。本格的な取引再開は来週以降となる可能性が
ある。
 パラジウム3月限は続落。ドル高が重しとなった。一時896ドルまで下落。プラチ
ナと同様に安値を模索した。
今日の材料
・石破首相、トランプ氏との面談は大統領就任後の2月以降=日経
・次の利下げまで時間かかる可能性がある=オーストリア中銀総裁
・トランプ政権の影響見極めへ=同上
・米国が関税を課せば、中国は安い商品をEUに送る可能性がある=オランダ中銀総裁
・貿易戦争が起こる深刻な可能性がある=同上
・中国が欧州にデフレを輸出することになるかもしれない=同上
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