【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢 で始まった。その後は、円高一服やドル建て現物相場の押し目を買われたことを受けて 堅調となった。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時5分現在の前営業日比は、プラチナが30〜54円高、プラチナミニが 22.0円安〜35.0円高、プラチナスポットが199円高、パラジウムが出来ず。 午前11時5分現在の出来高は、プラチナが9669枚、プラチナミニが1086 枚、プラチナスポットが2278枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは中国の景気刺激策に対する期待感が支援】 プラチナは中国の景気刺激策に対する期待感が支援要因になった。中国の習近平国家 主席は新年に向けたテレビ演説で、2025年の成長促進へ一段と積極的に政策を実行 する方針を明らかにした。12月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は 50.1と前月の50.3から低下しており、刺激策の強化が見込まれている。一方、 ウクライナ経由でロシア産の天然ガスを欧州にパイプライン輸送する契約が1日、失効 した。欧州各国は代替調達を進めているが、ガス価格上昇の影響も確認したい。 プラチナ先限は4日の夜間取引で4733円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要 因になった。円相場は1ドル=157円台前半で円高が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の934.00ドルから、ドル安を 受けて押し目を買われたが、937ドル台で上げ一服となった。 午前11時現在、プラチナは933.20ドル、パラジウムが918.27ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが915.73ドル、パラジウムが922.92 ドル。 MINKABU PRESS
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