ポンド、ユーロに対して安定した推移を続ける可能性=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうのNY為替市場はトランプ氏の関税を巡る報道で乱高下したものの、次第にドル売りが優勢となっており、ポンドドルは1.25ドル台での推移となっている。ドルの値動きに左右される展開の中、ポンドドルは依然上値が重い。

 これまで対ユーロでは堅調な動きを続けてきたポンドだが、ここに来てその動きも一服し、ユーロポンドは下げ止まる動きが見られている。アナリストからは、ポンドとユーロは互いに安定した推移を続ける可能性があるとの指摘が出ている。英国もユーロ圏も先行きへの不透明感が台頭しており、弱い通貨どうしで均衡を保つと見ているようだ。

 市場が英国の成長とインフレの苦境についてより明確な情報を求める一方、ドイツとフランスの政治情勢についてもより確かな情報が待たれる中、今後数カ月間のユーロポンドは上下動を続けると見ているようだ。第3四半期の英GDPがゼロ成長に下方修正されたことで景気後退リスクに関するコメントが飛び交っているが、一方で英政府の10月の予算案はインフレ上昇につながる可能性があるという。

GBP/USD 1.2515 GBP/JPY 197.08 EUR/GBP 0.8305

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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