プラチナ市況=プラチナが続伸、円の再軟化と現物価格の再上昇でジリ高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/02          2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,462    +71    13,543   +56  : 2,651.80   + 7.95
銀          151.0    0.0     155.0   0.0  : 3,012.00   + 5.00
プラチナ     4,797    +68     4,806   +73   :   953.58   +14.65
パラジウム   4,700   +100     4,700  +100  :   929.03   + 5.39
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    158.03   +0.27  ユーロ・ドル相場   1.0355  +0.0055
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ニューヨーク市場の反発を受け、
ドル建て現物相場が950ドル台に上昇、1ドル=158円台前半の円安に支援され、
買い優勢で始まった。序盤、先限は80円超の上昇で推移。その後、現物相場が950
ドル割れ、円が157.90円台に小反発で上げ幅を縮小。先限は正午前に67円高で
推移。午後に入り、現物相場は940ドル台に反落も円が158円台前半に再軟化に支
援された。終盤になり、現物相場の再上昇でジリ高となり、70円超の上昇を維持して
引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は100円高。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが58〜73円高、プラチナスポットが69
円高、パラジウムが100円高。
 推定出来高は、プラチナが1万0492枚、プラチナミニが1017枚、プラチナス
ポットが2260枚、パラジウムが0枚。
【先限は4800円台維持で引け】
 先限は4821円まで上昇し、11月25日以来の高値をつけた。4800円台を維
持して引け、心理的にも買い方に有利な引け味となった。週後半にかけて4800円台
で定着できるかに注目。
 アジア時間のドル建て現物相場は一時950ドル台割れまで反落。950ドル台を回
復しているが、950ドル以上の水準で定着できるかに注目。金、銀相場に左右されや
すい。金に注目が集まりがちだが、工業品、産業向け需要の共通点から銀、銅の動きに
も注意したい。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、反落。朝方、955.39ドルの高値をつけたが、
その後は売り優勢。いったん950ドル水準で買い支えられたが、9時半頃に950ド
ル割れとなり、11時過ぎに945ドル台まで軟化。午後は944ドル台を試した
が、953ドル台まで反騰して推移。
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