NY金・銀市況=続伸、ドル高にも金は安全資産として買われる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/ 2)  2692.9     2735.0      2686.9      2715.0     + 24.2
          (25/ 4)  2719.0     2761.5      2713.5      2742.6     + 25.5
   銀     (25/ 3)  3104.5     3184.0      3070.0      3131.4     + 29.9
         (25/ 5)  3132.5     3211.5      3099.0      3159.5     + 29.1
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           337,162       181,268       489,745        (+  7,887)
  銀           66,877        40,778       150,926        (-    917)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          41,938.45  - 696.75
     前日  158.11/13   1.0300/02   ・ナスダック         19,161.63  - 317.25
     本日  157.75/76   1.0244/45   ・10年米国債利回り      4.76  +   0.07
・NY原油  (25/ 2)   76.57 + 2.65  ・SPDR保有金残高(8日)  871.08   0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ニューヨーク金、銀は続伸。中心限月の前日比は金2月限が24.2ドル高、銀3月
限が30.0セント高で推移。
 金2月限は大幅続伸。時間外取引では、ドル安を背景にアジア時間の午後から上げ幅
を拡大の動きとなった。欧州時間に入っても堅調に推移し、12ドル超の上昇で推移。
日中取引では、昨年12月の米雇用統計が事前予想より強気の数字となり、発表直後は
売り圧力が強まった。しかし売りは早々に一巡。強気の米雇用統計を背景に今年の利下
げ期待が後退し、米10年債の利回り上昇、ドル高となったが、米国株が大幅安となっ
たこと、原油高からインフレヘッジ、米トランプ政権に対する不安からリスクヘッジ・
安全資産としての買いを集め、25ドル近い上昇幅を維持して推移。買い戻しの動きも
活発化し、一時2730ドル台まで値を飛ばす踏み上げ相場となった。
 銀3月限は時間外取引から続伸し、欧州時間は13セント超の上昇で推移。日中取引
は金の上伸に足並みを合わせ、一段高となった。

今日の材料
・10日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は大幅続落、42.87ポイント安の3168.52ポイント。
・欧州株は下落。米利下げ期待の後退を嫌気。英FTはロサンゼルスで起きた山火事の
 被害拡大を受け、保険のビーズリーなどが業績悪化への懸念から売られた。独DAX
 はエネルギー株が下落。
・12月の米雇用統計 25.6万人 予想 16.4万人
 前回 21.2万人(22.7万人から修正)(非農業部門雇用者数・前月比)
 結果 4.1%
 予想 4.2% 前回 4.2%(失業率)
 結果 0.3%
 予想 0.3% 前回 0.4%(平均時給・前月比)
 結果 3.9%
 予想 4.0% 前回 4.0%(平均時給・前年比)
・1月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)結果73.2 予想 73.9 前回 74.0
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=158円台後半まで上昇した後、157円台前半に急落す
 る乱高下。157.80円水準でニューヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは
 22年11月以来の安値となる1ユーロ=1.0210ドルまで下落。
・グールズビー・シカゴ連銀総裁
 米雇用統計は労働市場の安定化を示し、雇用統計は過熱の兆候ではない。米長期金
 利は成長期待の高まりを反映と発言。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。