ユーロドル、下値模索が続き1.01ドル台まで下げ幅拡大=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 きょうも為替市場はドル買いの動きが続く中、ユーロドルは下値模索を続けており、1.01ドル台まで下げ幅を拡大している。2022年11月以来の安値水準。市場ではパリティ(1.00ドル)までの下げを見込む向きが増えており、3月末までに60%の確率でパリティに下落するとの見方も出ている。

 一方、ECBの利下げについては若干後退の動きが見られているものの、今年も続くとの見方が大勢で、短期金融市場では今月末の理事会での0.25%の利下げの確率を90%で見ている状況。

 本日はECB理事のブイチッチ・クロアチア中銀総裁のインタビューが伝わっていたが、ECBは利下げペースを速めることは恐らくないとの見通しを示していた。現在の利下げペースを速めるには、データがECBの予測からいっそう大きく乖離(かいり)する必要があるという。現時点でそうした状況にはなく、概ね予測通りの展開だと述べていた。

EUR/USD 1.0196 EUR/JPY 160.64 EUR/GBP 0.8393

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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