LME市況=軒並み続伸、金・銀の急落が圧迫要因もNYダウ反発が支援材料

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物           3カ月物
    アルミ        2,561.94  +    4.09     2,578.50  +    7.00
    アルミ合金      2,150.00       0.00     2,150.00       0.00
     銅         8,978.84  -   13.02     9,094.50  +    3.00
    ニッケル      15,675.79  +  225.18    15,901.00  +  243.00
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 アルミ3カ月物は小幅続伸。2561ドルで小安く開始した後に浮上し2588ドル
に迫る動きを見せた後はアジア株の軟調を受けて値位置を落とし、暫く2580ドルを
上値抵抗線とする頭重い動きが続いた。欧州の時間帯に浮上し2591.50ドルの高
値に達した後はニューヨーク金、銀の軟調に追随する売りが見られて次第に値位置を落
とし、辛うじてプラスサイドを維持して終了。
 銅3カ月物は小幅続伸。9081.50ドルで小安く取引を開始した後に反発に転じ
ては9140ドル台まで浮上した後はアジア株式市場の軟調が上値抑制要因となって伸
び悩んだ。欧州の時間帯に前週末の高値を上抜き9150ドルまで浮上したものの、
金、銀が大きく値を落としたことに追随する足取りが膨らんで値を落とした。一時は
9063.50ドルの安値を付けたがニューヨークダウの反発もあり、押し目買いが入
り辛うじてプラスサイドを回復して取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は大幅続伸。1万5630ドルで小安く取引を開始した後に浮上し
ながらも1万5700ドルを上値抵抗線として低迷した。しかし、欧州の時間帯を迎え
ると地合いを引き締めて1万5700ドルを突破。終盤にはさらに値位置を切り上げて
1万5920ドルの高値に到達。高値では転売が見られながらも200ドルを超える上
げ幅を維持して終えた。
今日の材料
・13日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は続落、7.77ポイント安の3160.76ポイント。
・欧州株は下落。前週末に発表された堅調な米雇用統計を受けてFRBの利下げペース
 鈍化への懸念が強まった。欧米の長期金利が高止まりしていることも嫌気された。
・ドルは概ね堅調。ドル円は1ドル=156.80円台に下落したが、157.80円まで切り返し
 157.60円台でニューヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは1ユーロ=
 1.0174ドルまで下落。2022年11月以来の安値をさらに更新。
・米国株はニューヨークダウが反発。ナスダック指数が続落。ニューヨークダウ
 が358.67ドル高。ナスダック指数は73.53ポイント低下。以上、暫定値。
・ニューヨーク貴金属はドル高から利食い売り先行で急反落。ニューヨーク原油は
 大幅続伸。
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