とうもろこし週間展望=小口の玉整理にとどまる、サヤ寄せがあるかに注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
                   [1月13日からの1週間の展望]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
     週間高低(カッコ内は日付)    1月6日〜1月10日
            始 値  高 値    安 値      終 値   前週末比
<東 京> 先限  40,500   41,490(6)   40,500 (6)   41,490  +1,310
======================================
<シカゴ>10日終値 前週末比 |<週間統計データ>  (1月2日まで)
   25/3  470.50  +19.75    |週間輸出検証高:84万7,463トン
   25/5  479.50 +21.25   |週間輸出成約高:44万5,000トン
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 158.34円  前週末比 0.39円の円安
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 【前週のレビュー】とうもろこしは、内外市場とも今夏以来の高値をつけた。国内は
新規売買は不向き。シカゴコーンは期近3月限が450セント割れ場面で押し目買いが
喚起されるかに注目したいとした。
【とうもろこしの期先の取組高はすべて1ケタ】
 とうもろこしは6日の大発会に4ケタ高が続出し、4万円台での取引となる限月が増
えた。6日は出来高が16枚あったが、買い戻し主導の大幅高。9日現在、総取組高は
160枚。期先3本の取組高はすべて1ケタ止まり。
 最も値位置が安いのは期先11月限の3万7000円。最も高いのは1月先限の4万
1490円。他限月も含め、4万円水準にサヤ寄せするかに注目したい。今後も新規売
買の回復は期待薄。小口の玉整理の商いにとどまるとみる。
【シカゴコーンは需給報告で次の方向性を示す可能性】
 シカゴコーンは高値圏でのもみあい。指標限月の期近3月限は、6日に460.25
セントまで上昇し、昨年6月25日以来の高値をつけた。その後、高値修正場面を迎え
たが、下値は堅く、450〜460セントのレンジ相場を形成しつつある。10日に米
農務省(USDA)から月例需給報告があり、その数字で大きな値動きがあれば、次の
方向性を示すことになるかもしれない。南米生産国の乾燥懸念が強材料になっており、
今後1カ月〜1カ月半程度は今後の折りに触れ、材料視されよう。
 10日は12月の米雇用統計の発表もあり、米労働市場が予想以上に強さを示せば、
ドル高となり、弱材料となろう。
 大幅な買い越し状態を継続している大口投機家は期近3月限の手じまい売りポイント
を450セント、昨年12月26日の安値448.50セントに設定しているとみられ
る。売り方は6日の高値460.25セント超えで買い戻しを先行させるとみられる。
買い戻しが膨らむと、踏み上げ相場になる。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
13日 ●成人の日
    中国貿易収支 2024年12月(税関総署)
    米財政収支 2024年12月(財務省)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
14日 国際収支(経常収支) 2024年11月(財務省)
    米生産者物価指数 2024年12月(労働省)
15日 英消費者物価指数 2024年12月(国立統計局)
    ユーロ圏鉱工業生産 2024年11月(EUROSTAT)
    米消費者物価指数 2024年12月(労働省)
    米製造業景況指数 2025年1月(ニューヨーク連銀)
    米地区連銀経済報告・ベージュブック(FRB)
16日 企業物価指数 2024年12月(日本銀行)
    小売業販売額 2024年11月確報(経済産業省)
    独消費者物価指数 2024年12月確報(連邦統計庁)
    英鉱工業生産指数 2024年11月(国立統計局)
    ユーロ圏貿易収支 2024年11月(EUROSTAT)
    米小売売上高 2024年12月(商務省)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米輸出入物価指数 2024年12月(労働省)
    米製造業景況指数 2025年1月(フィラデルフィア連銀)
    米企業在庫 2024年11月(商務省)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
17日 中国住宅価格指数 2024年12月(国家統計局)
    中国国内総生産 2024年10-12月期(国家統計局)
    中国小売売上高 2024年12月(国家統計局)
    中国鉱工業生産 2024年12月(国家統計局)
    英小売売上高 2024年12月(国立統計局)
    ユーロ圏消費者物価指数 2024年12月確報(EUROSTAT)
    米住宅着工・許可件数 2024年12月(商務省)
    米鉱工業生産・設備稼働率 2024年12月(FRB)
    対米証券投資 2024年11月(財務省)
    建玉明細報告(CFTC)

    MINKABU PRESS
    ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。