[本日の見通し]石油=上昇、ニューヨーク市場の期近価格差は急拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油の2025年6月限は4ケタ高。ただ、夜間取引の高値からは大きく押し戻され
ている。
 米国などによる対ロシア追加制裁や、欧州や米国が寒波に見舞われていることなどを
背景に、短期的な供給ひっ迫懸念が強まっている。ニューヨーク市場で1番限と2番限
の価格差が1.50ドル超まで急拡大したことに懸念の強さが現れている。昨年のこの
価格差は0.10〜0.70ドル付近で推移していた。ニューヨーク原油の受け渡し地
オクラホマ州クッシングで、原油在庫がかなり低水準まで減少していることも影響して
いる可能性がある。ニューヨーク原油の当限である2月限は来週21日に取引最終日を
控えており、限月交代が行われるなかでの波乱を念のため警戒しておくべき。
 時間外取引でニューヨーク原油2月限は前日比0.06ドル安の78.76ドルで推
移。本日これまでのレンジは78.74〜78.87ドル。
 原油6月限の予想レンジは7万3000円から7万4000円、ガソリン先限は8万
2500円から8万3500円、灯油先限は8万3500円から8万4500円。
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