[今夜の視点]シカゴ大豆=需給報告後の騰勢が続くか否か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引はもみ合い。午前中に軟化していたが、午後からやや戻してい
る。3月限は1050セントの節目を挟んだもみ合い。午前に割り込んでいた1050
セント台を午後から回復している。10日の米農務省(USDA)の月例需給報告を受
けた騰勢がさらに続くのか、いったん利食い売りが出るのかが今夜の焦点となるか。ま
たトランプ氏の大統領就任前に中国がさらに買い付けるのか否かにも注目したい。
 なお、今夜は大豆3品(大豆、大豆ミール、大豆油)の1月当限が納会する。

 前日のシカゴは大幅続伸。週間輸出検証高が135万トン台と高水準を維持して、ま
たデイリー報告で中国向けに大口輸出成約が発表されたこともあり、10日のUSDA
月例需給報告を受けた強基調をこの日も継続した。クリスマス以降売り越しを縮小させ
ているファンドがさらに買い戻しを先行させた可能性がある。

 3月限は一気に1053.50セントまで急伸。引けも1053.00セントとほと
んど下げずに1050セント台を維持した。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】 22:30 生産者物価指数 2024年12月(労働省)
【工業】 1/15 06:30 週間石油統計(API)
【納会】 大豆・大豆ミール・大豆油 2025年1月限(CBOT)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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