【場況】 金が反発。ニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て 現物相場の上げ一服や円安一服に上値を抑えられた。銀の商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、金標準が20〜55円高、金ミニが1.0〜 64.5円高、ゴールドスポットが415円高、銀が出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、金が1万4530枚、金ミニが4732枚、ゴール ドスポットが1401枚、銀が0枚。 【NY金は米PPIの伸び鈍化が支援】 金は米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化が支援要因になった。12月の米PPI は前月比0.2%上昇と市場予想の0.3%上昇を下回った。前月は0.4%上昇。モ ノの価格の上昇がサービス価格の横ばい推移に部分的に相殺されたことで、予想よりも 緩やかな上昇率にとどまった。前年比では3.3%上昇し、前月の3.0%から伸びが 加速し、上昇率は2023年2月以来最大となった。前年のエネルギー製品の価格低下 が計算から除外されたことが背景にある。米カンザスシティー地区連銀のシュミッド総 裁はトランプ次期政権の政策が米経済に与える影響について、連邦準備理事会(FR B)内で「活発な議論」が行われており、インフレもしくは雇用に関する目標のいずれ かが軌道から外れれば対応すると言明した。 ブリンケン米国務長官は、パレスチナ自治区ガザでの紛争後の管理計画を発表し、停 戦合意が成立すれば退任するバイデン政権はロードマップをトランプ次期大統領のチー ムに引き継ぐと述べた。 金先限は1万3665円まで上昇した。ニューヨーク高と円安が支援要因になった。 円相場は1ドル=158円台前半で円安が一服した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、米生産者物価指数(PP I)の伸び鈍化を受けて押し目を買われた。アジア市場では、朝方の2674.74ド ルから、手じまい売りが出て軟調となった。 午前11時現在、金が2670.60ドル、銀は2976セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が2669.22ドル、銀が2966セント。 MINKABU PRESS
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