ゴム午前=続伸、上海高を好感し6月限は385円が視野に入る

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、続伸。寄り付きでは、上海夜間高を受けて、地合いを引き締め
た。中盤に入っても、上海高を背景に買いが優勢で推移し、活発限月の6月限は節目の
385円が視野に入ってきた。TSR20は、出来ず。

 午前11時38分現在のRSS3号は前営業日4.5〜8.0円高。活発限月の6月
限は同6.9円高の383.1円、期先25年12月限は出来ず、推定出来高は617
枚(前日夜間取引含む)。

【上海ゴムは1万7500元の攻防へ】
 上海ゴムの自律反発が続いている。中心限月の5月限は、昨年12月31日から5本
連続陰線となり、この間に約1500元の下落幅を記録した。この修正高の動きをきっ
かけに8日から地合いを引き締めている。14日の取引では、一時1万7365元まで
水準をひきあげた。昨日の上昇で、5本連続で陽線が立った。
 今日の取引でも買いが先行し、一時1万7380元まで上昇した。ただ、日足をみる
と、徐々に上ヒゲが長くなっている。戻り売りも出ているようだ。目先、昨年12月6
日から今年の1月7日までの下げの38.2%戻し水準にあたる1万7440元台や節
目の1万7500元がポイントになる。1万7500元をしっかり上抜くと買いが加速
し、同期間の半値戻しとなる1万7775元を試すとみる。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は5月限のみ約定し、前営業日比5.0セント高。
TSR20は総じて買いが優勢となり、同0.1セント安〜0.6セント高で推移して
いる。
 上海ゴムは反発。午前11時08分現在、指標限月の2025年5月限は、前営業日
比205元高の1万7325元で推移している。

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