●論点解説ゴム、素材市況全体の値上がり傾向=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 10月26日以来の高値を更新している。年初から急落していた上海ゴム相場が、急
反発に転じているためだ。景気減速懸念の織り込みから一転して、景気対策期待にシフ
トしている。これと同様の値動きは鉄鉱石や非鉄金属相場などでも観測されているた
め、素材市況全体の安値修正のエネルギーを打診する局面になっている。コモディティ
市場全体では、春節の連休前の在庫手当の動きというよりも、トランプ政権始動を控え
て手元在庫を多めに確保したいとのニーズが高まっている。ゴムに関しては在庫にタイ
ト感は乏しいため、突然に在庫手当を活発化する必要性は乏しいが、それでもコモディ
ティ市場全体の強気ムードを反映した値動きをどこまで発展させるのかが問われる地合
になっている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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