NYプラチナ市況=プラチナが反発、パラジウムは反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 4)   948.9      957.1       938.5       948.4    +  2.9
         (25/ 7)   960.0     966.4       949.7       959.1    +  2.4
 パラジウム  (25/ 3)   977.00     977.00      950.50      956.90   - 15.20
         (25/ 6)   979.00     981.50      960.50      965.20   - 15.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          21,811         30,273        76,561       (+  1,512)
 パラジウム          2,779          4,651        19,745       (-    594)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          43,153.13  -  68.42
     前日  156.47/49   1.0295/97   ・ナスダック         19,338.29  - 172.94
     本日  155.21/23   1.0300/02   ・10年米国債利回り      4.61  -   0.05
・NY原油  (25/ 2)   78.68 - 1.36  ・SPDR保有金残高    872.52      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは反落。前日比はプラチ
ナが2.4〜3.0ドル高、中心限月の4月限が2.9ドル高、パラジウムが
15.30〜15.20ドル安、中心限月の3月限は15.20ドル安。
 プラチナ4月限は反発。時間外取引では、金堅調につれ高となったが、ドル安一服に
上値を抑えられた。欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、米国債の利
回りが低下したが、株安を受けて上げ一服となった。
 パラジウム3月限は株安などを受けて戻りを売られた。
 プラチナ4月限は時間外取引を945.2〜957.1ドルのレンジで推移し、前日
比2.8ドル高の948.3ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、金堅調につれ高
となったが、ドル安一服に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、押し目を買われた。
 日中取引では、米国債の利回り低下や金堅調を受けて買い優勢となり、955.2ド
ルまで上昇した。ただ株安に上値を抑えられると、時間外取引の安値を割り込み、
938.5ドルまで下落した。
 12月の米小売売上高は前月比0.4%増加した。11月のデータも上方改定され、
米連邦準備理事会(FRB)が今年の利下げに慎重となる可能性を改めて示唆した。た
だ市場予想の0.6%増を下回った。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は、
インフレは引き続き緩和し、FRBは予想よりも早くより速いペースで利下げする可能
性が高まるとの見方を示した。
 パラジウム3月限は、時間外取引を965.50〜977.00ドルのレンジで推移
し、前日比6.60ドル安の965.50ドルとなった。3月限は高寄りしたのち、ド
ル安一服を受けて上げ一服となった。欧州時間に入ると、戻りを売られて軟調となっ
た。
 日中取引では、予想以下の米小売売上高や株安を受けて売り優勢となった。戻り売り
圧力が強まり、950.50ドルまで下落した。
 15日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比7980オンス増の26万
8271オンス、パラジウムは同変わらずの3万8531オンス。
今日の材料
・12月の米小売売上高は前月比0.4%増加した。11月のデータも上方改定され、
米連邦準備理事会(FRB)が今年の利下げに慎重となる可能性を改めて示唆した。市
場予想は0.6%増。
・米新規失業保険申請件数は前週比1万4000件増の21万7000件だった。市場
予想は21万件だった。予想以上に増加したものの、堅調な労働市場と整合する水準に
とどまった。
・米フィラデルフィア地区連銀が発表した1月の製造業業況指数は44.3になった。
2024年12月のマイナス10.9(改定)から大きく改善し、21年4月以来の高
水準に達した。
・欧州中央銀行(ECB)が公表した2024年12月11─12日の理事会の議事要
旨によると、政策担当者らは一段の政策緩和が行われる可能性が高いが、慎重かつ段階
的に行う必要があるとの結論に達した。
・12月の米輸入物価指数は前月比0.1%上昇した。燃料や食料品価格の高騰が他の
価格の下落で相殺され、3カ月連続でわずかな上昇にとどまった。インフレ見通しにと
って好ましい兆候を示した。
・米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は、インフレは引き続き緩和し、FRB
は予想よりも早くより速いペースで利下げする可能性が高まるとの見方を示した。
・11月の米企業在庫は0.1%増と、市場予想と一致した。小幅な増加にとどまり、
第4四半期の経済成長に寄与しない公算が大きいことを示唆した。
・ブリンケン米国務長官は、イスラエルとイスラム組織ハマスが合意したパレスチナ自
治区ガザでの停戦について、「未解決」の懸案が残されているものの、予定通り19日
に発効すると確信していると言明した。
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