シカゴ大豆市況=反発、アルゼンチンの作柄悪化報告で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2025/03     1019.00     1039.00     1019.00     1034.00     +15.00
  2025/05     1031.25     1049.00     1030.25     1044.75     +13.25
  2025/07     1043.00     1059.25     1041.75     1055.25     +12.50
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物        未入電         256,359         833,606  ( - 2,676)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(1月23日−1月27日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る〜平年並み。雨量は平年並み〜上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る〜雨量は平年並み。
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 大豆は反発。前日比は1.75〜15.00セント高。3月限は前日比15.00セ
ント高の1034.00セント。
 アルゼンチン産地全域、ブラジル産地南部での今週末の降雨がまとまったものとなら
ず、来週は再び降雨がないと予想されていることで、乾燥による生育悪化懸念が再び蒸
し返された。またブエノスアイレス穀物取引所がリポートで、同国の大豆の作柄につい
・て「劣」以下の割合を21%と発表して、前週の8%から急増していたことも支援材
料となった。

 3月限は1019.00セントで取引を開始。アジアの時間帯〜欧州の時間帯の時間
外取引では、おおむね1020セント台前半で推移。米国の時間帯に入ると。これを上
抜けて一気に1030セント台に乗せた。高値は1039.00セントまであり、引け
でも1030セント台を維持した。
 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気
概況及び予報を要約)。

<ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州>
 中部に比べてかなり少雨傾向が続いている。マトグロッソドスル州やパラナ州の大豆
の受粉、リオグランデドスル州のコーンの受粉に問題が生じている。今週末は前線の通
過で降雨が見込まれるが、来週は再び降雨はない見込み。
<ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部>
 広範に降雨が続いており、着ザヤ・受粉期の大豆にとっては良好な生育環境になって
いる。降雨によりごく初期の収穫は停滞しているものの、収穫の本格的なスタートには
まだ1週間程度あるため現状は問題ない。ただまとまった降雨が1月下旬から2月に入
っても続くようであれば、大豆の収穫やサフリナ(二期作)コーンの作付け作業に影響
する可能性も出て来る。
<アルゼンチン産地全域>
 多くの地域で土壌水分が不足している。降雨が極めて少なく、最高気温が32℃〜
38℃以上に上昇して、平年を大幅に上回っている。これにより穀物の作柄は悪化して
いる。今後数日間は降雨が予想されるが、まとまった雨量にはならない見込み。また来
週も中部中心に降雨は見込まれない。
 大豆製品は、大豆粕、大豆油ともに反発。大豆が期近から騰勢を強めたことに支援さ
れた。
 大豆粕3月限は前日比2.80ドル高の297.20ドル。
今日の材料
・ブラジル南部産地では少雨傾向で大豆やコーンの生育に問題が発生。今週末には降雨
 通過も来週は再び降雨はない見込み。
・ブラジル中部産地では広範に降雨が続き、大豆の生育環境は良好。
・アルゼンチン産地では多くの地域で土壌水分が不足。今後数日間降雨が予想される
 が、まとまった雨量にはならない見込み。また来週も中部中心に降雨はない見込み。
・アルゼンチン産大豆の作柄、「劣」以下の割合21%(前週8%)=ブエノスアイレ
 ス穀物取引所。

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