金・銀市況=金は先限を除き小幅続伸、先限は終盤に一時小幅高も買い続かず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/02          2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,618    +24    13,661   - 9  : 2,724.50   +14.12
銀          153.0    0.0     154.0   0.0  : 3,061.00   +26.00
プラチナ     4,662     +8     4,633   -14  :   942.90    +2.68
パラジウム   4,700      0     4,700     0  :   936.70   -11.65
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.47   -0.70  ユーロ・ドル相場   1.0371  +0.0069
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【市況】
 金は先限を除き小幅続伸。円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、手じまい売
りなどが出たが、円高一服やドル建て現物相場の堅調を受け下げ一服も先限は正午前に
40円安で推移。午後に入ると現物相場の上昇で下値を切り上げ、終盤に現物相場が堅
調推移から一時小高くなったが、買いが続かず、小幅安。先限以外は小幅高。
 銀の商いは成立しなかった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが9円安〜24円高、ゴールドスポットが23円高、
銀が変わらず。
 推定出来高は、金が3万0941枚、金ミニが9104枚、ゴールドスポットが
1695枚、銀が0枚。
【金は前日のレンジ内での高下、次の方向性を探る段階】
 金先限は、日中取引の終盤にも小高くなったが上値は重く、小幅安に再軟化して引け
た。前日のレンジ内での取引から抜け出せず、まだ次の方向性を探る段階だ。
 第2次トランプ米大統領政権が発足したが、トランプ大統領は就任早々にカナダ、メ
キシコに対して25%の関税を課すと発言している。その発言を受け、ドルは対円では
下落、対ユーロでは下値堅く推移。金現物相場は日本時間の午前10時半頃から買い優
勢となり、2620ドル台に乗せている。ニューヨーク金時間外取引は下値を切り上げ
たが、プラスサイドに反転できず、軟調に推移。
 ニューヨーク時間での反応を見極めたい場面。ニューヨーク銀は続伸で推移し、ニュ
ーヨーク貴金属市場内で強弱感が対立している。銀、銅、原油など他のコモディティ市
場の動きの見極めも必要だ。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、ドル安を受けて堅調となっ
た。アジア市場では、朝方の2706.75ドルから、トランプ米大統領のメキシコと
カナダに対する関税計画の発言を受けて押し目を買われ、午前中から上昇した。午後に
なり、2725ドルを上抜き、2728ドル台まで上げ幅を拡大した。
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