NY貴金属引け速報=軒並み上昇、ドル安を背景に金から地合いを引き締める

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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    金   25/ 2  2759.2  +10.5       プラチナ    25/ 4   967.2   +  1.7
    銀   25/ 3  3148.0  +33.9       パラジウム   25/ 3   974.00  + 6.90
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 ニューヨーク金、銀は反発。中心限月の前日比は金2月限が10.50ドル、銀3月
限が33.9セント高で推移。
 金2月限は反発。時間外取引では、売り優勢となり、欧州時間に入っても軟調な展開
が続き、12ドル超の下落で推移。日中取引では、ニューヨーク時間の取引の序盤から
ドル安となったことで地合いを引き締めた。アジア時間から堅調に推移していた現物相
場が一段高となると、先物市場では買い戻し先行もようとなり、上げ幅を拡大した。ト
ランプ氏が大統領に就任後の最初の取引となった米株式市場が大幅続伸で取引を開始し
たことで金市場もリスクオンの動きとなり、安全資産として買われ堅調に推移した。
 銀3月限は反発。時間外取引から堅調に推移。欧州時間で上げ幅を縮小したが小幅高
を維持。日中取引で金が反発に転じたことで再度、上げ幅を拡大した。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナ、パラジウムは小幅続伸。中心限月の前日比
はプラチナ4月限が1.7ドル高、パラジウム3月限は6.90ドル高で推移。
 プラチナ4月限は小幅続伸。時間外取引では、金の軟調な値動きと現物相場の低迷か
ら売り優勢となり、欧州時間で12ドル超の下落で推移。日中取引では、ドル安・金反
発につれ高もようとなり、買い優勢となった。米株の続伸が支援材料となったが、トラ
ンプ政権による関税強化策に対する警戒感から上値は重く、上げ幅は限られ、かろうじ
てプラスサイドを維持して推移。
 パラジウム3月限は時間外取引では軟調に推移し、20ドル超の下落となった。日中
取引では他の貴金属高から切り返し、一時、10ドル超の上昇となった。
MINKABU PRESS
*価格は帳入値ではなく、暫定値。

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