LME市況=銅はドル安を受けて続伸、アルミ・ニッケルは反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,628.18  -   54.29     2,646.00  -   45.50
    アルミ合金      2,172.00  -    1.00     2,050.00       0.00
     銅         9,168.88  +    5.86     9,284.00  +    9.50
    ニッケル      15,853.07  -   28.45    16,078.00  -   24.00
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 アルミ3カ月物は反落。2681ドルで小反落で取引を開始。アジアの時間の半ばに
は中国のアルミ生産見通し不透明感からプラスサイドに浮上し、2692ドルの高値を
付けたものの、トランプ氏が米大統領就任と就任と同時に同大統領が米国第一主義を標
榜する大統領令に次々に署名するなか警戒感が強まり値を落として前日の安値を下抜き
2632ドルまで軟化。終盤に買い戻されたものの、この日の安値圏を脱することなく
取引を終えた。
 銅3カ月物は小幅続伸。9242ドルで軟調で取引を開始した後は中国の景気不安緩
和を背景にジリ高となった。しかし9284.50ドルの高値に達した後は中華圏の株
安やトランプ氏の米大統領の就任初日からパリ協定からの離脱を始め、不法移民対策関
連など数々の大統領令に署名を行ったことで米国第一主義に対する警戒感が強まるなか
軟化に転じた。前日の安値に迫る9155ドルまで値を落としたが、ドル安を受けて押
し目買いの動きが見られ、引けにかけてプラスサイドに転じた。小幅高を維持して引け
を迎えた。
 ニッケル3カ月物は反落。1万6045ドルで軟調で取引を開始。1万6000ドル
を下値支持線とする一方で1万6130ドルが上値抵抗線として意識されるなど、狭い
レンジ内で高下。終盤に1万5980ドルに達する下落も見られたところで買い戻され
たが、マイナスサイドでの終了となった。
今日の材料
・21日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は小反落、1.76ポイント安の3242.62ポイント。
・欧州株は上昇。英FTは英中銀による利下げへの期待感が相場を支えた。独DAXはヘ
 ルスケア株やエネルギー株が堅調。
・トランプ米大統領は2月1日までにメキシコとカナダに対し最大25%の関税を課す可
 能性が高いと述べた。中国とEUに対しては明言を避けた。
・ドルは下落。ドル円は東京時間に一時1ドル=154.70円台まで下落。ニューヨーク
 時間の取引は155円台前半〜半ばで推移。ユーロドルは1ユーロ=1.0435ドルの高値
 をつけ、前日の高値1.0434ドルをわずかに上抜いた。
・米国株は続伸。ニューヨークダウは537.98ドル。ナスダック指数は126.58ポイント
 高。ダウ、ナスダックとも午前6時5分時点での暫定値。
・ニューヨーク貴金属は金主導で上昇。ニューヨーク原油は下落。
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