プラチナ午前=プラチナが上昇、金の一段高・現物相場の上伸で上げ幅拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが上昇。ニューヨーク高を受け、夜間取引
から買い優勢。日中取引は、金の一段高を受け、先限から上げ幅を拡大した。先限高は
他限月にも拡大の動きとなった。ドル建て現物相場が940ドル台前半から940ドル
台後半に上伸となったことも買い方に追い風となり、一時は先限から期中6月限までの
4本が60円超の上昇となった。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時21分現在の前営業日比は、プラチナが35〜61円高、プラチナミニが
48.0〜57.5円高、プラチナスポットが148円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時21分現在の出来高は、プラチナが4994枚、プラチナミニが433
枚、プラチナスポットが775枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは堅調も金ほどの上伸力ない、米国の中国製品への課税検討が圧迫】
 プラチナは出来高はさほど多くないが、堅調に推移。金・株高、ドル建て現物相場の
底堅さから小口の新規買いはあるが、先限が4700円超えとなるほどの買いは集まっ
ていない。21日にトランプ米大統領は中国からの輸入品に対し、10%関税を課する
ことを検討していると述べており、自動車市場の悪影響が懸念され、プラチナ相場の上
値圧迫要因になっており、金ほどの上伸力はない。
 プラチナ先限は日中取引で4695円まで上げ幅を拡大した。プラチナ独自の新規材
料は乏しいが、金先限が上場来高値近くまで上昇していることでプラチナはつれ高を警
戒し、買い戻しの動きもあるもよう。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の941.60ドルから、949ドル台
まで上昇したが、米大統領の関税強化方針が警戒され、950ドル超えには至らず。
 午前11時20分現在、プラチナは947.51ドル、パラジウムが956.79ド
ルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが942.90ドル、パラジウムが93
6.70ドル。
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