ややドル高も、落ち着いた動き=東京為替概況 22日の東京市場は上下の動きを経てドル高円安がやや優勢となった。 朝はドル高が進んだ。初日見送られた対中関税について、合成オピオイドであるフェンタニルの米国流入に対する報復として10%の追加関税を行う意向を示したことがドル買いにつながった。ドル円は155円40銭台から155円80銭台を付けた。ただ、当初の60%関税などに比べてインパクトが抑えられており、ドル買い一服後は反落。上昇分を解消して155円36銭まで下げる場面が見られた。 下げ一服後は午後にかけて上昇。155円90銭台を付けた。156円を付けきれなかったものの、155円台後半推移とドル高円安となっている。 ユーロドルは朝のドル買いに1.0430近くから1.0393を付けた。EUに対して貿易不均衡に対する警告を示したことがユーロ売りにつながった。その後1.0420台までと朝の水準に届かずも、1.0400前後がしっかりで上下ともにやや動きにくい展開。 ユーロ円は朝の161円80銭台から162円30銭台まで上昇。世界的な株高の動きが円売りにつながっている。ポンド円が191円80銭台から192円43銭を付けるなど、クロス円全般にしっかり。 MINKABUPRESS 山岡
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