石油午前=軟調、トランプ米大統領のけん制発言が重し

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は軟調。就任前から想定されていたように、トランプ米大統領が石油
輸出国機構(OPEC)やサウジアラビアに原油価格を引き下げるよう要求し、海外原
油は続落した。トランプ政権の関税政策によって経済が混乱するリスクがあることも重
し。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。ただ、円相場は1ドル=156円前半で推
移し、週末の東京時間帯は円売り・ドル買いが優勢。日銀金融政策決定会合の結果待ち
だが、円買いが巻き戻されている。
 日中取引開始後、原油の2025年6月限は7万1970円まで下落し、夜間取引の
安値を下回った。ただ、売り一巡後は買い戻されている。
 午前11時06分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
590〜50円安。
 午前11時06分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1466枚。
【本日はPMI速報値】
 本日は主要国の購買担当者景気指数(PMI)・速報値が発表される。欧州の景気悪
化が警戒されており、特に地盤沈下が続いているドイツ経済の行方については関心が強
い。原油相場で材料視される可能性は低いが、結果は確認しておくべき。
【海外原油夜間取引=軟調】
 ニューヨーク時間外取引で3月限は前日比0.28ドル安の74.34ドルで推移。
本日これまでのレンジは74.01〜74.35ドル。
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