金・銀午前=金は続伸、現物高と円高一服で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金が続伸。ニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て
現物相場の堅調や円高一服を受けてプラスサイドに転じた。銀の商いは成立しなかっ
た。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が11〜27円高、金ミニが77.0円
安〜27.0円高、ゴールドスポットが353円高、銀が出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、金が1万9399枚、金ミニが8263枚、ゴール
ドスポットが2376枚、銀が0枚。
【NY金は労働市場の堅調が圧迫】
 金は米新規失業保険申請件数で労働市場の堅調が圧迫要因になった。米新規失業保険
申請件数は前週比6000件増の22万3000件だった。市場予想は22万件だっ
た。増加幅はわずかにとどまり、雇用増が1月も堅調に続いていることが示された。一
方、トランプ米大統領は、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)でビデオ演説
し、金利が高過ぎるとし、「即座に低下させることを要求する」と述べた。ドル安に振
れると、下げ一服となった。
 金先限は上場来高値1万3963円を付けた。ドル建て現物相場の堅調や円高一服が
支援要因になった。円相場は1ドル=156円台前半で円高が一服した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米新規失業保険申請件数で
労働市場の堅調が示されたことが圧迫要因になったが、トランプ米大統領の利下げ要求
を受けて下げ一服となった。アジア市場では、朝方の2754.04ドルから、押し目
を買われた。
 午前11時現在、金が2761.25ドル、銀は3063セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が2754.14ドル、銀が3066セント。

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