プラチナ市況=プラチナが反発、米大統領の対中関税発言で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/02          2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,825    -39    13,912   -22  : 2,775.51   +21.37
銀          153.0    0.0     154.0   0.0  : 3,081.00   +15.00
プラチナ     4,725    +21     4,698   +38  :   952.20   +10.04
パラジウム   4,800   +100     4,800  +100  : 1,001.41   +28.71
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.27   -1.23  ユーロ・ドル相場   1.0467  +0.0061
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ドル建て現物相場の上昇を受けて
買い優勢で始まったのち、買い戻しなどが入って堅調となった。午後に入ると、トラン
プ米大統領の対中関税発言を受けて上値を伸ばしたが、日銀の利上げによる円高を受け
て上げ一服となった。パラジウムの商いは成立せず、帳入値で上昇した。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが21〜51円高、プラチナスポットが35
円高、パラジウムが100円高。
 推定出来高は、プラチナが6789枚、プラチナミニが922枚、プラチナスポット
が2008枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは米国の対中関税の行方を確認】
 プラチナ先限は4730円まで上昇した。ト
ランプ米大統領の対中関税発言を受けてドル安に振れたことが支援要因になった。円相
場は1ドル=154円台後半まで円高に振れた。日銀金融政策決定会合で、昨年7月以
来の追加利上げを決めた。新たな政策金利は0.5%程度と17年ぶりの高水準。
 トランプ米大統領は、FOXニュースとのインタビューで、どちらかと言えば中国に
対して関税は使いたくないとの考えを示した。これまで中国からの輸入品に対して2月
1日から10%の関税発動を検討しているとしていた。ダボス会議で米連邦準備理事会
(FRB)に利下げ、サウジアラビアと石油輸出国機構(OPEC)に原油価格の引き
下げを求めていた。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の945.30ドルから、金堅調につれ
高となった。午後に入ると、958ドル台まで上昇した。
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