●論点解説ゴム、春節中は小動きがメインシナリオ=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 ゴム相場は膠着化している。中国の春節の連休を控えて、素材市況全体の値動きが鈍
化している。春節前の在庫手当てで上昇することも、春節中の需要減退見通しで下落す
ることもなく、決め手を欠いている。トランプ米大統領も対中関係を示唆する一方で、
関税を発動したくないと発言するなど、通商リスクの評価も難しい状況になっている。
鉄鉱石や非鉄金属相場も反発にブレーキが掛りながら、大きく値下がりすることもない
展開で動意を欠いている。このまま春節で薄商いの小動きを続けるのか、薄商いの中で
値が飛ぶのかが今週の焦点になる。最近の傾向だと、春節後にボラティリティ発生が先
送りされる可能性が高いが、季節要因による不規則な値動きには注意が求められる
(マーケットエッジ・小菅 努)

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