プラチナ午前=プラチナが反落、リスク回避が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ドル建て現物相場の下落を受けて
売り優勢で始まった。その後は、リスク回避の動きを受けて軟調となった。パラジウム
の商いは成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが41〜20円安、プラチナミニが
34.5円安〜26.0円高、プラチナスポットが17円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが4898枚、プラチナミニが691枚、
プラチナスポットが913枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはリスク回避が圧迫】
 プラチナはドル安が支援要因になった。1月の米総合購買担当者景気指数(PMI)
速報値や米ミシガン大消費者信頼感指数確報値が低下した。ただ今週の米連邦公開市場
委員会(FOMC)での金利据え置き見通しに変わりはない。一方、トランプ米大統領
の関税発動に対する不透明感は上値を抑える要因である。中国に対して2月1日の関税
発動を検討としたが、FOXニュースとのインタビューで、どちらかと言えば中国に対
して関税は使いたくないとの考えを示した。
 トランプ米大統領は26日、南米コロンビアが米国から強制送還された不法移民を乗
せた軍用機2機の着陸を拒否したことを受け、25%の関税や制裁などの報復措置を取
ると表明した。週明けはリスク回避の動きが出た。
 プラチナ先限は4661円まで下落した。リスク回避の動きが圧迫要因になった。円
相場は1ドル=155円台後半で円安が一服した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。トランプ米大統領がコロンビアに対する関税
や制裁を発表し、リスク回避の動きとなるなか、393ドル台で下げ一服となったが、
戻りは売られた。
 午前11時現在、プラチナは940.82ドル、パラジウムが968.22ドルで推
移。前営業日の大引け時点はプラチナが952.20ドル、パラジウムが
1001.41ドル。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。