【場況】 金が続落。円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、リスク回避の動きを受けて 軟調となった。銀は10月限が上昇した。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が43円安〜22円高、金ミニが 45.0円安〜108.0円高、ゴールドスポットが306円高、銀が1.2円高。 午前11時2分現在の出来高は、金が2万3766枚、金ミニが9268枚、ゴール ドスポットが2834枚、銀が1枚。 【金はリスク回避が圧迫】 金はドル安が支援要因になった。米経済指標が悪化した。1月の米総合購買担当者景 気指数(PMI)速報値は52.4と、前月の55.4から低下し、昨年4月以来の低 水準となった。1月の米ミシガン大消費者信頼感指数確報値は71.1と、前月の 74.0から低下した。速報値の73.2から下方修正された。低下は6カ月ぶり。た だ金ETF(上場投信)に利食い売りが出ており、上値を抑える要因になった。 トランプ米大統領は26日、南米コロンビアが米国から強制送還された不法移民を乗 せた軍用機2機の着陸を拒否したことを受け、25%の関税や制裁などの報復措置を取 ると表明した。週明けはリスク回避の動きが圧迫要因になった。 金先限は夜間取引で上場来高値1万4047円を付けたのち、上げ一服となった。ニ ューヨーク高が支援要因になった。週明けはリスク回避の動きを受けて1万3867円 まで下落した。円相場は1ドル=155円台後半で円安が一服した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、軟調。前週末の海外市場では、ドル安が支援要因になった が、利食い売りが出て上げ一服となった。アジア市場では、トランプ米大統領がコロン ビアに対する関税や制裁を発表し、リスク回避の動きとなるなか、2763ドル台まで 下落した。 午前11時現在、金が2763.17ドル、銀は3031セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が2775.51ドル、銀が3081セント。 MINKABU PRESS
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