【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて小じっかり。ドル建て現物相場の 上昇を受けて期先2本が買い優勢で始まった。その後は、円高一服も下支えになった。 パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが17円安〜6円高、プラチナミニが 19.5円安〜20.0円高、プラチナスポットが64円高、パラジウムが出来ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが9925枚、プラチナミニが490枚、 プラチナスポットが837枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは予想以上の米新築住宅販売や金軟調が圧迫】 プラチナは予想以上の米新築住宅販売や金軟調が圧迫要因になった。今夜から始まる 米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置きが見込まれている。また中国の新興 企業ディープシークの人工知能(AI)アプリ発表を受けてナスダックやS&P500 が急落したことも下げ要因である。 トランプ米大統領は、外国製半導体チップや医薬品に関税を適用する方針を表明し た。鉄鋼と銅、アルミニウム製品にも関税を賦課すると述べた。これらの必需品の生産 を米国に戻すことが目的としている。 プラチナ先限は4709円まで上昇した。ドル建て現物相場の上昇や円高一服が支援 要因になった。円相場は1ドル=153円台後半で円高が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の946.33ドルから、金堅調に つれ高となったが、ドル高に上値を抑えられた。 午前11時現在、プラチナは944.95ドル、パラジウムが961.30ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが944.10ドル、パラジウムが974.77 ドル。 MINKABU PRESS
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