プラチナ市況=プラチナはまちまち、先限は引け前に小幅安に軟化

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/02          2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,734    -67    13,787   -86  : 2,739.69   -12.68
銀          152.0   -1.0     153.0  -1.0  : 3,000.00   -21.00
プラチナ     4,718    -14     4,681   - 2  :   941.40    -2.70
パラジウム   4,800      0     4,800     0  :   960.96   -13.81
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.75   -0.37  ユーロ・ドル相場   1.0437  -0.0022
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。ドル建て現物相場の上昇を受
けて期先2本が買い優勢で始まった。その後は、円高一服が下支えになった。先限は正
午前に変わらずで推移。午後になり、円相場が1ドル=155円台後半に反落、ドル建
て現物相場の堅調から小高く推移したが、引け前に小安くなった。期近2本は2ケタ安
も期中は小幅高で方向性を欠いた。。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが17円安〜2円高、プラチナスポットが
23円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万1124枚、プラチナミニが566枚、プラチナスポ
ットが1577枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは金の急落にも下値堅く推移も今月半ばからレンジ相場】
 プラチナ先限は4663円で買い支えられた後、下値を切り上げ、日中取引の序盤に
4709円まで反転した。その後は上値は重いながらも中盤以降は、概ね小幅高を維
持。株安によるリスク回避の動きや、金の軟調に推移が圧迫要因ながら、今月半ばから
のレンジ相場内での高下。
 中国が春節の大型連休入りした。中華圏からの実需買いが見送られ、現物相場は上値
が重くなることが予想されるが、金の急落にも下値は堅く推移している印象だ。前日の
米株式市場はAI・ハイテク銘柄の多いナスダック市場が大幅安となった。今週は米A
I・ハイテク企業の決算発表が多い。ナスダック指数が反発できるかに注目。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、下値堅く推移。朝方の946.33ドルから、金堅
調につれ高となったが、ドル高に上値を抑えられた。午後になり、939ドル台を2度
試したが、940ドル水準は買いが喚起され、944ドル台に戻した。
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