−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 4 2,794.6 +28.4 シカゴ大豆 2025/ 3 1,045.00 0.00 NY銀 2025/ 3 3,088.2 +46.8 シカゴコーン 2025/ 3 485.25 +3.25 NYプラ 2025/ 4 959.4 - 0.7 NY原油 2025/ 3 73.77 +0.60 NYパラ 2025/ 3 963.60 -9.40 ドル・円 155.51 +0.99 *ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。金は4月限に変更。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は155.50円台で推移 NY為替市場はドル買いが優勢となり、ドル円は155円台に買い戻された。前日は 中国のディープシーク社の最新AIモデルのニュースで、エヌビディアを含むハイテク 企業の優位性に疑念が生じる可能性が広がり、警戒感が広がった。米株式市場でIT・ ハイテク株が急落する中、リスク回避の円高からドル円は一時153円台に下落した。 ただ、トランプ大統領の発言で、鳴りを潜めていた関税の話題が再び浮上。トランプ 大統領は27日、外国製半導体チップと鉄鋼、医薬品に近く関税を適用する方針を明ら かにし、銅とアルミニウム製品にも関税を賦課すると語った。また、英FT紙が米財務 長官への就任が承認されたベッセント氏が一律関税を推進すると報じている。関税とイ ンフレの連想からドル買いが再び強まった。 ◎NY貴金属=金が反発、米耐久財受注の予想外の減少などで ニューヨーク金、銀は反発。 金4月限は反発。時間外取引では、米大統領の関税発言によるドル高に上値を抑えら れた。欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、米耐久財受注が予想外に 減少したことを受けて買い優勢となった。米株式市場がディープシーク・ショックから 回復したことも支援要因になった。 銀3月限は株高や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。 プラチナ4月限は小幅続落。時間外取引では、米大統領の関税発言によるドル高を受 けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻されて下げ一服となった。日中取引 では、戻りを売られたが、米株式市場がディープシーク・ショックから回復したことを 受けて下げ一服となった。 パラジウム3月限は米大統領の関税発言によるドル高や米耐久財受注が予想外に減少 したことを受けて売り優勢となった。 ◎LME=続落、トランプ関税賦課発言を受けて需要不安高まり売り優勢 アルミ3カ月物は続落。2608ドルで小反発して取引を開始。アジアの時間の序盤 に2608.50ドルの高値を付けたが、早々に軟化に転じた。2592ドルに下落し たところで買い戻す動きが見られたものの、戻り待ちの売りに頭押されて更に下値を探 る足取りを展開。トランプ米大統領による銅・アルミへの関税賦課発言とこれを受けて 需要が後退するとの懸念や、銅の軟調が重石となり、一時2570ドルまで軟化。押し 目買いが見られると戻り待ちの売りに値を沈める頭重い足取りとなり、この日の安値に 近い水準で取引を終了。 銅3カ月物は大幅続落。9100.50ドルで反発して取引を開始した直後9112 ドルの高値を付けたが、その後は下値を探る足取りに転換。トランプ米大統領による銅 とアルミへの関税賦課の発言を受けて需要不安が強まり、売り優勢となった。終盤にな り、9000ドルを割り込み1月8日以来の低水準となる8982ドルの安値まで値を 落としたところで買い戻されたが、9000ドルが抵抗線に転じ8987ドルで取引を 終えた。 ◎NY原油=反発、米週間石油在庫統計の発表を控えて ニューヨーク原油の2025年3月限は反発。 米週間石油在庫統計の発表前に買い戻しが優勢となった。米原油在庫は減少傾向にあ り、さらなる取り崩しが警戒されている。世界最大の石油消費国である米国の冬場の需 要は限定的だが、春先からの需要上振れに備えて石油製品の在庫を積み増す時期にあ り、需給がタイト化しやすい。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に反発、南米の天候不良や大口成約などで 大豆は小幅反発。アルゼンチンの主要産地の多くで乾燥状態が深刻化しているうえ、 ブラジル産地の降雨過多による大豆収穫遅延懸念が強まっていることで買い優勢となっ た。ただ、引き続き輸出関税引き下げによるアルゼンチンからの供給増加見通しが重石 となり、上げ幅は限られた。 コーンは反発。前日にリスク回避の動きを受けて値を落とした後で、アルゼンチンで の乾燥とブラジル産地での降雨過多といった天候不良に対する不安感が高まり、買い戻 す動きが広がった。米農務省(USDA)が大口成約を発表したことも強気材料視され た。3月限は前日の下落を概ね相殺する上げ幅を記録し下げ一巡感の印象を強める動き となった。 MINKABU PRESS
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