【場況】 金が反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相 場の上昇や円高一服を受けて堅調となった。銀は先限が変わらずとなった。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が79〜126円高、金ミニが32.5 円安〜123.5円高、ゴールドスポットが443円高、銀が変わらず。 午前11時2分現在の出来高は、金が1万2908枚、金ミニが6141枚、ゴール ドスポットが1890枚、銀が1枚。 【NY金は米耐久財受注の予想外の減少などが支援】 金は米耐久財受注の予想外の減少などが支援要因になった。12月の米耐久財受注は 前月比2.2%減となった。事前予想は0.6%増。前月は2.0%減少。民間航空機 の受注が45.7%減少した。一方、米株式市場は前日のディープシーク・ショックか ら回復し、AI半導体大手の米エヌビディアは6%超上昇した。 トランプ米大統領は、カナダとメキシコに対する25%の関税を2月1日に発動する という計画を実行する考えという。レビット報道官によると、トランプ大統領は同2月 1日に中国に対し新たな関税を課すかどうかについてはなお検討している。 金先限は1万3918円まで上昇した。ニューヨーク高と円高一服が支援要因になっ た。円相場は1ドル=155円台半ばで円高が一服した。銀先限は153.0円を付け た。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、もみ合い。きのうの海外市場では、米耐久財受注の予想外 の減少や、米株式市場が前日のディープシーク・ショックから回復したことが支援要因 になった。アジア市場では、朝方の2763.34ドルから、カナダやメキシコに対す る関税発動の見通しを受けて2765ドル台まで上昇したのち、上げ一服となった。 午前11時現在、金が2763.89ドル、銀は3041セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が2739.69ドル、銀が3000セント。 MINKABU PRESS
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