金・銀市況=金は反発、円小幅高や現物相場の反落で上げ幅縮小も堅調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/02          2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,778    +44    13,845   +58  : 2,760.80   +21.11
銀          152.0    0.0     153.0   0.0  : 3,040.00   +40.00
プラチナ     4,713    - 5     4,692   +11  :   944.00   + 2.60
パラジウム   4,800      0     4,800     0  :   952.31   - 8.65
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.28   -0.47  ユーロ・ドル相場   1.0442  +0.0005
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【市況】
 金が反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相
場の上昇や円高一服を受けて堅調に推移。正午前に先限は110円高で推移。午後に入
り、円相場が155円台前半に小幅高、ドル建て現物相場が反落したことで上げ幅を縮
小したは、堅調に引けた。
 銀は先限が変わらずとなった。先限は出来ず。帳入れ値は期先10月限が3.1円
安。
 前営業日比は、金標準、金ミニが11〜61円高、ゴールドスポットが5円安、銀が
3.1円安〜変わらず。
 推定出来高は、金が1万7122枚、金ミニが8228枚、ゴールドスポットが
2803枚、銀が1枚。
【金先限は3ケタ高維持できず、パウエルFRB議長の講演の反応待ち】
 金先限は午前中に1万3918円まで上げ幅を拡大したが、午後になり1万3820
円まで上げ幅を縮小した。高値を離れたが、日足は4日ぶりの陽線引け。中国が春節の
大型連休入りしたことや、日本時間の明日午前4時に発表される米連邦公開市場委員会
(FOMC)の結果、パウエルFRB議長からの講演に対しての市場の反応待ちのた
め、出来高は伸び悩むなか、3ケタ高を維持出来ず。
 パウエルFRB議長が今後の米金融政策に関してハト派の見解か、タカ派の見解を示
すかが注目される。追加利下げに慎重なタカ派的な内容になると、ドル高に傾きやすく
金市場では売り圧力が強まる。ただ下落した場合、トランプ政権に対しての不透明感か
ら押し目買い意欲は強いと予想。ドル建て現物相場ベースで2730ドルが支持線。

【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、反落。きのうの海外市場では、米耐久財受注の予想外の減
少や、米株式市場が前日のディープシーク・ショックから回復したことが支援要因にな
った。アジア市場では、朝方の2763.34ドルから、カナダやメキシコに対する関
税発動の見通しを受けて2765ドル台まで上昇したのち、上げ一服となった。午後に
なり、高値から離れ軟化となった後、2759ドル台で買い拾われたが、戻り売りで再
軟化し、2758ドル台で推移。
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