−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 4 2,793.5 - 1.1 シカゴ大豆 2025/ 3 1,060.50 +15.50 NY銀 2025/ 3 3,139.3 +51.1 シカゴコーン 2025/ 3 497.00 +11.75 NYプラ 2025/ 4 971.6 +18.1 NY原油 2025/ 3 72.62 -1.15 NYパラ 2025/ 3 975.60 +12.00 ドル・円 155.24 -0.30 *ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。金は4月限に変更。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は155.20円台で推移 NY時間の終盤に入ってドル円は155円台前半での取引となった。午後のFOMC の結果とパウエル議長の会見を受けて、ドル円は上に往って来いの展開が見られた。た だ、大きな変化はなく155円台での推移が続いた。 政策金利は予想通りに据え置かれたが、声明でインフレ目標への進展に関する文言が 削除されたことで、為替市場はドル買いで反応。その後のパウエル議長の会見でも「政 策スタンスの調整を急ぐ必要はない」と言及したことから、ドル円は155円台半ばま で一旦上昇した。 しかし、議長は「インフレに関する文言はシグナルではなく、文言を短くすること を選択しただけ」と述べたことから、その上げを縮小させている。ただ、3月利下げ についての質問には「調整を急ぐ必要はない」と再言及したことから、3月の利下げ 期待はさらに後退。短期金融市場では20%程度まで確率が縮小しており、次の利下 げは早くても6月以降と見ているようだ。 ◎NY貴金属=金が小反落、米FOMC前の手じまい売りで ニューヨーク金は小反落、銀は続伸。 金4月限は小反落。時間外取引では、カナダやメキシコに対する関税発動の見通しが 支援要因になったが、利食い売りなどが出て上げ一服となった。欧州時間に入ると、株 高が支援要因になったが、戻りは売られた。日中取引では、押し目を買われたのち、米 連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて手じまい売りが出たことに上値を抑えられ た。 銀3月限は欧州の株高を受けて買い優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。 プラチナ4月限は反発。時間外取引では、貿易摩擦に対する懸念を受けて戻りを売ら れた。欧州時間に入ると、株高を受けて買い戻された。日中取引では、ドル高一服を受 けて買い戻し主導で上昇した。 パラジウム3月限は欧州の株高やドル高一服を受けて買い戻し主導で上昇した。 ◎LME=反発、FOMCの結果発表を控えるなか買い戻しの動きが優勢 アルミ3カ月物は反発。2573.50ドルで小反発して取引を開始。アジア時間は アジア株式市場の多くが休場となるなか、模様眺めの雰囲気が強まり2575ドルを上 値抵抗線にしての安もちあいとなったが、欧州の時間帯を迎えると上値を探る足取りに 転じた。2600ドルを上抜いた後は売り方の買い戻しで踏み上げとも見られる動きが みられ、2635ドルの高値まで押し上げられた。引け前には上げ幅を縮小したが、高 値圏は維持した。 銅3カ月物は大幅反発。9008ドルで反発して取引を開始。アジア株式市場の多く が休場となるなか、値を落とし8957ドルと今年1月8日以来の水準まで下落し1月 8日から21日にかけての上げ幅を完全に相殺したところで売り一巡感が強まった。中 盤からは米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えていることから玉整理中 心になったとみられるが、買い戻しの動きが優勢となった。終盤に9089ドルの高値 に達した後、上げ幅を縮小したが、80ドル超の上げ幅を維持して引けた。 ◎NY原油=反落、米原油在庫の減少傾向は一巡 ニューヨーク原油の2025年3月限は反落。 米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加し、減少傾向が一巡 したことが重し。米製油所稼働率が83.5%まで一段と低下し、原油消費量が減少し ていることが在庫を押し上げた。米国が経済的なつながりの強いカナダやメキシコに対 して25%の関税を2月1日から課すことについて、米ホワイトハウスは再確認してお り、経済の混乱が警戒されていることも引き続き重し。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に続伸、引き続き南米産地の天候不安が買いを支援 大豆は続伸。引き続き多くのアルゼンチン主要産地における乾燥状態とその深刻化に 対する警戒感、ブラジル産地での降雨過多による大豆作柄悪化、収穫遅延懸念から買い 優勢で運ばれた。 コーンは続伸。少雨傾向に見舞われているアルゼンチンでは今後も少雨が続く見通し で乾燥による作柄低下が警戒され、ブラジルでは降雨過多によるサフリーニャコーンの 作付遅延懸念が強まっていることが強気材料視されて買い優勢で運ばれた。 MINKABU PRESS
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