【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢 で始まった。その後は、円高を受けて上げ一服となった。パラジウムの商いは成立しな かった。 午前11時1分現在の前営業日比は、プラチナが17〜33円高、プラチナミニが 8.5〜40.0円高、プラチナスポットが78円高、パラジウムが出来ず。 午前11時1分現在の出来高は、プラチナが4507枚、プラチナミニが441枚、 プラチナスポットが549枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは欧州の株高やドル高一服が支援】 プラチナは欧州の株高やドル高一服が支援要因になった。オランダの半導体製造装置 メーカー、ASML株の上昇などを受けて買い戻し主導で上昇した。ディープシーク・ ショックから回復した。ただ米株式市場ではハイテク株が下げを主導し、エヌビディア が4.1%、マイクロソフトが1.1%、それぞれ下落した。トランプ米大統領が次期 商務長官に指名したハワード・ラトニック氏は、中国の新興企業ディープシークについ て、米国から盗んだ技術や米国製の半導体を利用することで高性能の人工知能(AI) モデルを「極めて安く」開発できたと主張し、この問題に対処すると表明した。 プラチナ先限は4735円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因になった。円相 場は1ドル=154円台半ばまで円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の954.02ドルから、ドル安を受け て堅調となった。 午前11時現在、プラチナは956.06ドル、パラジウムが968.72ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが944.00ドル、パラジウムが952.31 ドル。 MINKABU PRESS
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