株価指数先物【昼】 ギャップダウンでヘッジ対応のショートが強まる

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比1050円安の3万8580円(-2.64%)前後で推移。寄り付きは3万8610円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9355円)を大きく割り込み、ギャップダウンで始まった。現物の寄り付き時には3万8410円まで売られ、売り一巡後は中盤にかけて3万8870円まで下落幅を縮めた。ただし、急落によって需給状況は悪化しており、終盤にかけては3万8600円を挟んでの推移を継続している。

 トランプ米大統領が1日にメキシコ、カナダ、中国への追加関税を課す大統領令に署名したことを受け、リスクオフの展開となった。これまで報道によって、ある程度は織り込まれていたとみられたが、ギャップダウンによってヘッジ対応のショートが強まったようだ。日経225先物は75日移動平均線(3万9050円)を一気に下抜け、一時200日線(3万8490円)を割り込む場面もあった。200日線を割り込み、ボリンジャーバンドの-2σ(3万8270円)に接近したことで、やや下げ渋る動きをみせているが、再び200日線を割り込んでくるようだと、ショートの動きが強まりそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.15倍に低下した。一時14.23倍に上昇する場面もみられたが、200日線(14.23倍)に抑えられる形となった。その後は一時14.09倍まで低下しており、NTショート向かわせよう。

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