アジア株 トランプが世界中に喧嘩売る 香港株下げ限定的、中国がトランプとの貿易交渉に前向き 東京時間14:01現在 香港ハンセン指数 20035.76(-189.35 -0.94%) 中国上海総合指数 3250.60(休場) 台湾加権指数 22651.36(-874.05 -3.72%) 韓国総合株価指数 2446.54(-70.83 -2.81%) 豪ASX200指数 8373.90(-158.40 -1.86%) インドSENSEX30種 76823.63(-682.33 -0.88%) アジア株は全面安、トランプによる世界的な貿易戦争が懸念されている。 トランプ米大統領はメキシコとカナダと中国に対する関税発動を決定、これに対しメキシコとカナダは報復関税を、中国は報復措置を講じると表明。さらにトランプ氏は極めて近いうちEUにも関税を課す方針。EUは米国が関税なら米国に「断固たる対応」取るとしている。 また、トランプが南アフリカへの資金援助をすべて停止すると発表したことで、次はBRICSに関税と不安視する声も上がっている。トランプ氏は脱ドル図るのであればBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)に100%の関税を課すと警告している。 対中強硬派で知られるルビオ米国務長官がパナマ運河に対する中国の影響力を抑制しなければパナマに報復措置を講じると発言したほか、北朝鮮とイランを「ならず者」と呼ぶなど、トランプ米政権は世界中に喧嘩を売っているようだ。 ただ、一方で中国政府がさらなる関税引き上げと技術制限を阻止するため、米政府との貿易交渉に前向きだとWSJが報じている。習近平国家主席は米中貿易摩擦によるこれ以上の景気悪化を阻止するためトランプ氏との交渉に関心を示しているという。トランプ側も中国に対する関税の大半を延期することで、中国との対話の姿勢を示唆している。 春節連休明け台湾株は3.7%安、TSMCなど半導体関連の下げがきつい。 連休明けの香港株の下げは限定的、米中交渉と中国政府による景気支援策への期待が広がっているよう。 カジノ運営会社のサンズチャイナとギャラクシーエンターテイメントは6%超安。マカオ1月のカジノ売上高が予想外のマイナスとなったことが嫌気されている。小幅な増加が予想されていたが5.6%減少した。 中国市場はあすまで休場、5日に取引を再開する。
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