プラチナ市況=プラチナは反落、米国の関税発動が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/02          2025/12    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         13,882    +15    13,985   +19  : 2,785.26    -9.14
銀          154.0    0.0     155.0  +1.0  : 3,112.00   -34.00
プラチナ     4,820    -22     4,757   -54  :   965.00    -6.87
パラジウム   4,900   +100     4,900  +100  : 1,012.37   +26.95
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.40   +0.72  ユーロ・ドル相場   1.0247  -0.0146
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。米国の関税発動を受けて売り優勢
で始まったのち、円安が下支えになった。午後に入ると、ドル建て現物相場の軟調を受
けて一段安となった。パラジウムの商いは成立せず、帳入値で上昇した。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが63〜22円安、プラチナスポットが45
円安、パラジウムが100円高。
 推定出来高は、プラチナが1万0021枚、プラチナミニが1387枚、プラチナス
ポットが2814枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは米国の関税発動が圧迫】
 プラチナ先限は4721円まで下落した。米国の関税発動が圧迫要因になった。円相
場は1ドル=155円後半の円安に振れた。
 トランプ米大統領は、カナダとメキシコからの輸入品に25%、中国からの輸入品に
10%の追加関税をそれぞれ賦課する大統領令に署名した。4日に発動する。欧州連合
(EU)に対しても新たな関税を課すとしており、貿易摩擦に対する懸念が強い。一
方、中国政府は米政権と貿易交渉に前向きな姿勢を示した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の964.10ドルから、米国の関税発
動やドル高を受けて戻りを売られた。午後に入ると、9573ドル台まで下落した。
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