NY時間の終盤に入ってドル円は154.75円付近での推移となっている。本日は一旦154円ちょうど付近まで下落したものの、一時155円台まで戻す展開が見られた。 トランプ大統領がカナダとメキシコ、そして中国への関税発動を発表したことで、リスク回避の円高から、ドル円は売りが強まったものの、メキシコのシェインバウム大統領がトランプ大統領との電話会談後、「米国がメキシコに対して課す関税が1カ月間延期されることになった」と述べたことで、一気に買い戻される展開となった。米株式市場も下げ幅を縮小し、ドル円も買い戻されている。 しかし、関税リスクが払拭されたわけではなく、なおリスクを意識した展開ではある。ストラテジストからもドルと円に強気ポジションを推奨する声も多数出ている状況。トランプ関税は事前に想定されていたことではあるが、中国に対する穏やかな姿勢もあり、関税導入は見送られるのではないかという楽観的な臆測も流れていたが、その期待は長くは続かなかったようだ。 関税は米インフレ期待を高め、FRBの利下げ姿勢にブレーキをかけ、それはドル高要因となる。一方、日本と米国の摩擦は多国ほどは大きくはないとも見られており、このケースではユーロなどよりは円のほうが選択肢に入りやすいとも見られている。また、日銀が利上げ姿勢の中で、海外に出ていた円資金が国内に戻るとの期待も追加である模様。 USD/JPY 154.73 EUR/JPY 159.35 GBP/JPY 191.95 AUD/JPY 95.72 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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