【場況】 金が続落。ニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て 現物相場の堅調や円高一服を受けて下げ一服となった。銀は先限が下落した。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が89〜55円安、金ミニが159.0 〜59.0円安、ゴールドスポットが353円高、銀が1.0円安。 午前11時2分現在の出来高は、金が2万1594枚、金ミニが8382枚、ゴール ドスポットが2144枚、銀が1枚。 【NY金は利食い売りが圧迫】 金は利食い売りが圧迫要因になった。イングランド銀行は、政策金利を0.25%ポ イント引き下げ4.50%とした。2委員が0.5%の利下げを主張したことを受けて ポンド安ドル高に振れた。ただインフレ高進が見込まれ、世界経済の不確実性に直面す る中、今後の利下げには「慎重になる」とした。一方、米新規失業保険申請件数は前週 比1万1000件増の21万9000件だった。緩やかに増加し、労働市場の状況が 徐々に緩和しているとの見方と整合的だが、失業者にとっての就職機会は少なくなって きている。ドル安に振れると、金は下げ一服となった。 金先限は夜間取引で1万3929円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要因 になった。円相場は1ドル=151円台前半で円高が一服した。銀先限は156.0円 に下落した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、利食い売りが出て軟調とな った。アジア市場では、朝方の2857.77ドルから、押し目を買われた。 午前11時現在、金が2867.22ドル、銀は3225セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が2867.61ドル、銀が3228セント。 MINKABU PRESS
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