●論点解説穀物、アルゼンチン産生産に恐怖心が残る=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 穀物相場は底固さを維持している。5日はアルゼンチンの降雨報告で売られたが、早
めに押し目を買い拾われている。アルゼンチンのロサリオ穀物取引所などの報告だと、
すでに回復不可能な状態に陥っている地域も多く、生産回復の余地はあるもののさらに
大規模な降水量が求められている。アルゼンチン産の生産高見通し引き下げに対する警
戒感が維持されている。米中通商環境についても、現時点では米国産穀物は中国の関税
発動の対象になっていない。一方、米国産トウモロコシの週間輸出成約高は値上がり傾
向でも輸出需要の底固さを示している。天候相場以外の目線でも、下値を支えられてい
る。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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