大豆週間展望=貿易摩擦悪化の見方が上値抑制要因も下値堅く推移予想

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [2月10日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            2月3日 〜2月7日
<東京一般>     始 値    高 値   安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000     64,000    64,000    64,000      0
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<シカゴ>6日終値  前週末比 |<主要統計データ> (1月30日まで)
      25/3 1,060.50  +18.50 |輸出検証高:101万3,292トン
      25/5 1,075.75  +18.25 |輸出成約高: 38万7,600トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 151.72円  前週末比 2.96円の円高
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【前週のレビュー】シカゴ大豆期近3月限は、南米生産国の天候不安が下支え要因とな
り、もちあい相場。ただ投機家の手じまい売りで1020セント台後半まで急落リスク
はあるとした。
【シカゴ大豆は南米の天候不安で1060セント水準を維持】
 シカゴ大豆3月限は5日に1079.75セントの高値をつけ、昨年10月上旬以来
の高値まで浮上した後に反落したが、1060セント水準を維持している。
 アルゼンチンでの乾燥、ブラジルでの降雨過多と南米生産地が天候不良に見舞われて
いることが強気材料となっている。
 ただ、米国の大豆輸出は低迷の様相を濃くしているうえ、トランプ新政権による関税
政策が中国との貿易摩擦を激化させるとの見方が上値抑制要因となっている。5日に高
値をつけた後、反落となり、目先の高値出尽くし感が強まっている。当面は1050〜
1070セントを中心に下値堅く推移すると予想する。11日にUSDA月例需給報
告、27、28日に農業アウトルックフォーラムが開催される。2月中盤から後半にか
けて、天候相場に向けて新たな方向性を探る局面となる。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
10日 国際収支(経常収支) 2024年12月(財務省)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
11日 ●建国記念日
    世界穀物・需給報告(USDA)
      米国産穀物・需給報告(USDA
12日 米消費者物価指数 2025年1月(労働省)
    米財政収支 2025年1月(財務省)
13日 企業物価指数 2025年1月(日本銀行)
    独消費者物価指数 2025年1月確報(連邦統計庁)
    英国内総生産 速報値 2024年10-12月期(国立統計局)
    英貿易収支 2024年12月(国立統計局)
    英鉱工業生産指数 2024年12月(国立統計局)
    ユーロ圏鉱工業生産 2024年12月(EUROSTAT)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米生産者物価指数 2025年1月(労働省)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
14日 ユーロ圏域内総生産 2024年10-12月期改定(EUROSTAT)
    米小売売上高 2025年1月(商務省)
    米輸出入物価指数 2025年1月(労働省)
    米鉱工業生産・設備稼働率 2025年1月(FRB)
    米企業在庫 2024年12月(商務省)
    建玉明細報告(CFTC)
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    ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。







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