−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2025/03 495.50 496.50 485.50 487.50 - 7.75 2025/05 507.50 508.75 498.25 500.50 - 7.00 2025/07 510.75 512.00 502.25 504.50 - 6.25 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 542,230 646,595 2,028,548 (- 2,945) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から 電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4 時の数字です。 ======================================= *米気象庁発表の6−10日予報(2月6日−2月10日) コーンベルト西部の気温は平年を下回る〜平年並み。雨量は平年並み。 コーンベルト東部の気温は平年並み〜上回る。雨量は平年を上回る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コーンは総じて反落。前日比は7.75〜2.00セント安。3月限は前日比 7.75セント安の487.50セント。 これまで乾燥が続いていたアルゼンチンでは来週前半に降雨になり生育環境が改善さ れるとの見方が浮上するなか売り優勢となった。また、トランプ米大統領が10日の週 に相互関税を発表する予定であることを明らかにしたことで、米国の穀物輸出不安が強 まったことも売りを呼ぶ要因になった。 3月限は495.50セントで取引を開始した直後に496.50セントの高値を付 けた。その後、暫く496セント台でもちあったが、欧州の時間帯を迎えるとじり安歩 調を強め491セント台まで値を落とした。シカゴの時間帯を迎えると急速に値を落と して485.50セントの安値に到達。安値で買い戻す動きは限られ488セントを上 値抵抗線にしての安もみのまま引けを迎えた。 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気 概況及び予報を要約)。 <ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州> 乾燥懸念が続いているリオグランデドスル州では、散発的な降雨が見込まれるものの 雨量は多くなく、結実期を迎えているコーン、大豆にはダメージとなりそうだ。 <ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部> 来週にかけてまとまった降雨となりそうで、大豆の収穫やサフリーニャ(二期作)コ ーンの作付けはさらに停滞する見込み。大豆に関しては、品質低下や輸送問題が生じる 可能性がある。 <アルゼンチン全域> 最近の降雨は多くの地域で期待外れとなり、一部地域を除くと乾燥懸念が続いてい る。とくに東部の中央部ではこの数週間ほとんど降雨がなく、土壌水分不足から作柄が 悪化している。今週末も降雨はない見込みで、最高気温が再び38℃を超えそうだ。来 週は降雨が通過する可能性があるが、広範に作柄を改善させるような降雨とはならない だろう。 シカゴ小麦は反落。この日のメインテーマとなった米国の相互関税計画やアルゼンチ ンでの降雨が大豆、コーンと同様に弱材料となり売り優勢で運ばれた。 中心限月の3月限は前日比5.00セント安の582.75セントで終了。 今日の材料 ・ブラジル産地南部では降雨が続き大豆収穫およびサフリーニャコーンの作付が遅延。 ・ブラジル中部産地では、多雨により大豆収穫およびサフリーニャコーン作付けが 停滞。大豆の品質低下やサフリーニャコーンの作付遅れが警戒される。 ・アルゼンチン産地では来週前半は多くの地域で降雨。生育環境改善も作柄の大幅な 改善は困難か。 ・米トランプ大統領は10日の週に相互関税の発表を予定していることを明らかに。 MINKABU PRESS
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