−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 4 2,887.6 +10.9 シカゴ大豆 2025/ 3 1,049.50 -11.00 NY銀 2025/ 3 3,244.3 -18.3 シカゴコーン 2025/ 3 487.50 -7.75 NYプラ 2025/ 4 1,020.8 -1.5 NY原油 2025/ 3 71.00 +0.39 NYパラ 2025/ 3 982.40 -11.60 ドル・円 151.30 -0.19 *ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円はトランプ関税のニュース再浮上で一時150円台 NY外為市場のドル円は、トランプ関税のニュースが再浮上し、市場にはリスク回避 の雰囲気が広がった。為替市場はドル高・円高が強まったが、円高の動きがドルを勝 り、ドル円は一時150円台に下落する場面が見られた。トランプ大統領は会見で「来 週の10日か11日に相互関税を公表する計画だ」と述べていた。 その後、ドル円は151円台に戻したが、本日の日米首脳会談の際にトランプ大統領 が「対日貿易赤字解消を望んでおり、日本への関税も選択肢の1つだ」と述べたことが 伝わると、円高の動きが後退している。今週のドル円の下落が急速で150円台では売 られ過ぎ感も出ていた。なお、市場が注目していた日米首脳会談での為替の協議につい ては「日米の財務相間で協議継続」と無難に収まっている。 ◎NY貴金属=金が反発、予想以下の米雇用統計が支援 ニューヨーク金は反発、銀は続落。 金4月限は反発。時間外取引では、米中の貿易戦争に対する懸念が残るなか、押し目 を買われた。欧州時間に入ると、上値を伸ばした。日中取引では、予想以下の米雇用統 計を受けて買い優勢となり、一代高値を更新した。その後は米大統領の相互関税発言を 受けてドル高に振れると、上げ一服となった。 銀3月限は金堅調につれ高となったが、ドル高を受けて戻りを売られた。 プラチナ系貴金属(PGM)は続落。 プラチナ4月限は続落。時間外取引では、金堅調につれ高となった。欧州時間に入る と、買い戻されて上値を伸ばしたが、買い一巡後は上げ一服となった。日中取引では、 予想以下の米雇用統計を受けて押し目を買われた。その後は米大統領の相互関税発言を 受けてドル高に振れると、戻りを売られた。 パラジウム3月限は欧州時間に戻りを売られると、米大統領の相互関税発言を受けて 軟調となった。 ◎LME=銅・アルミは続伸、米非農業部門雇用者の伸び鈍化で アルミ3カ月物は小幅続伸。2623ドルで小高く取引を開始した後は上海株高が手 掛かりとなって急浮上し2651ドルの高値に到達。高値を離れた後も2640ドルを 下値支持線とする高もみが続いた。欧州の時間帯には次第に値位置を落とし、2630 ドル台での高下となったが、その後の米雇用統計で非農業部門雇用者の伸びの鈍化を受 けて浮上し2640ドル台後半まで値を伸ばした。ただ、終盤には米株の下落を警戒し た戻り待ちの売りが出て、上げ幅を削り、わずかな上げ幅を残すにとどまった。 銅3カ月物は大幅続伸。9298.50ドルで堅調に寄り付いた後も値位置を切り上 げて9400ドルを突破。上海株高に支えられ9400ドル前後でもちあった後、欧州 の時間帯にはジリ高となった。米国の時間帯を迎えてからは1月の米雇用統計で非農業 部門雇用者数の伸びが前月を下回ったことから上げ幅を拡大し、一時9507ドルの高 値に達する場面も見られた。終盤には米株の下落を嫌気し、転売が見られて上げ幅を縮 小したが、昨年11月11日以来の高水準を維持して終えた。 ◎NY原油=反発、イラン警戒も米相互関税発言で上げ一服 ニューヨーク原油の2025年3月限は反発。 トランプ米政権が新たなイラン制裁を開始したことに対し、イランの最高指導者ハメ ネイ師は激しく反発し、買い戻し主導で上昇した。予想以下の米雇用統計も支援要因と なったが、米大統領の相互関税発言をきっかけに戻りを売られると、上げ一服となっ た。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に反落、米相互関税懸念やアルゼンチンの降雨予報で 大豆は期近から大幅反落。米トランプ大統領が10日の週に相互関税を発表する予定 であることを明らかにしたことで輸出不安が強まるなか売り優勢となった。また、乾燥 が懸念されているアルゼンチンでは来週前半に降雨になるとの予報も弱材料視された。 コーンは総じて反落。これまで乾燥が続いていたアルゼンチンでは来週前半に降雨に なり生育環境が改善されるとの見方が浮上するなか売り優勢となった。また、トランプ 米大統領が10日の週に相互関税を発表する予定であることを明らかにしたことで、米 国の穀物輸出不安が強まったことも売りを呼ぶ要因になった。 MINKABU PRESS
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