ゴム午前=売り先行、円の反落にも反応鈍く上海安を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、売り先行。寄り付きでは、上海夜間安を背景に売りが先行した。
中盤に入ると、ドル・円が1ドル=152円台前半まで反落したが、これに対する反応
は鈍く、日中取引の上海ゴムが一段安となったことを受け、下げ幅を拡大させた。
 TSR20は、出来ず。

 午前11時55分現在のRSS3号は前営業日比5.8〜1.6円安。活発限月の7
月限は同5.8円安の367.9円、期先26年1月限は出来ず、推定出来高は439
枚(前日夜間取引含む)。

【中国のデフレ懸念が強い】
 9日に中国国家統計局が発表した1月に消費者物価指数(CPI)は、総合が前年同
月比0.5%の上昇、食品とエネルギーを除くコア指数が同0.6%の上昇となった。
今年は春節(旧正月)大型連休が1月28日から始まったことからが、1月のCPIを
押し上げたようだ。総合はこれで12カ月連続で前年同月を上回っている。
 詳細をみると、生鮮野菜や豚肉の価格上昇が目立っている。その一方で、自動車、家
電などの耐久財は価格が下落している。また、同時に発表された1月の生産者物価指数
は、同2.3%の低下となっており、2年4カ月連続で低下している。依然として中国
のデフレ懸念は強そうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は売りが先行し、2.7
〜1.6セント安。
 上海ゴムは堅調。午前11時00分現在、指標限月の2025年5月限は、前営業日
比250元安の1万7240元で推移している。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。