[今夜の視点]シカゴコーン=相互関税注意も需給報告前で玉整理も出やすい

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は下落。3月限はすでに7日の安値を下回り、483セント
台で推移している。トランプ米大統領の各国に対する相互関税発表が懸念されるなか、
アルゼンチン産地の降雨が嫌気されているが、後述するように、同国産のコーンの作柄
が悪化していることには注意したい。
 今週は11日の米農務省(USDA)の月例需給報告が最大の焦点となるため、今夜
は玉整理の商いも出やすいか。また7日からゴールドマンサックスの限月移行の商いが
出ていると言われており、今夜はその2日目となる。今夜は週間輸出検証高も発表され
る。

 7日のシカゴは反落。アルゼンチン産地の降雨に加えて、トランプ米大統領が週明け
に各国に対する相互関税を発表すると述べたことで、貿易摩擦悪化懸念が弱気された。
ただブエノスアイレス穀物取引所が発表したアルゼンチン産コーンの作柄は、「良」以
上の割合が25%(前週28%)、「劣」以下の割合が26%(同22%)とさらに悪
化していた。
  、
 3月限は高値も485.50セントまで下落して、引けも487.50セントとあま
り戻さなかった。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【農産】 2/11 01:00 週間穀物輸出検証高(USDA)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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