−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2025/03 491.75 497.00 483.25 484.00 - 7.50 2025/05 504.50 510.00 497.25 498.00 - 6.50 2025/07 507.25 512.25 500.50 501.25 - 6.25 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 +9,905 495,463 2,025,923 (+ 9,905) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から 電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4 時の数字です。 ======================================= 米国産コーン需給報告(2月11日発表) 単位:百万Bu ─────────────────────────────── 2024/25年度 2023/24年度 発表日 2/11 1/10 2/11 1/10 ─────────────────────────────── 作付面積 90.6 90.6 94.6 94.6 収穫面積 82.9 82.9 86.5 86.5 単 収 179.3 179.3 177.3 177.3 期初在庫 1,763 1,763 1,360 1,360 生 産 14,867 14,867 15,341 15,341 輸 入 25 25 28 28 供給合計 16,655 16,655 16,729 16,729 飼料用 5,775 5,775 5,805 5,804 食品・種・工業用 6,890 6,890 6,868 6,869 内エタノール 5,500 5,500 5,478 5,478 国内消費計 12,665 12,665 12,673 12,673 輸 出 2,450 2,450 2,292 2,292 需要合計 15,115 15,115 14,966 14,966 期末在庫 1,540 1,540 1,763 1,763 農家平均価格 435 425 455 455 在庫/消費率 10.2 10.2 11.8 11.8 ─────────────────────────────── 注)作付面積=百万エーカー、収穫面積=百万エーカー、単収=Bu/エーカー、 農家平均価格=セント、在庫/消費率は% −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *米気象庁発表の6−10日予報(2月17日−2月21日) コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年並〜平年を上回る。 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年並〜平年を上回る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コーンは総じて反落。前日比は7.50セント安〜変わらず。3月限は前日比7. 50セント安の484.00セント。 米農務省(USDA)発表の月例需給報告で、米国産の期末在庫が下方修正との事前 予想に反し微増となったことが弱材料視された。また、降雨過多なブラジルで降雨が止 む可能性や乾燥が懸念されるアルゼンチンでの降雨予測も売りを呼ぶ要因となった。 3月限は491.75セントで取引を開始。米農務省(USDA)発表の月例需給報 告待ちのなか模様眺めの雰囲気が強まり493セントを上値抵抗線とする小動きが欧州 の時間帯を終えるまで続いた。シカゴの時間帯を迎えると地合いを引き締めて497 セントの高値まで浮上したが、USDA月例需給報告で米期末在庫量が下方修正との事 前予想に反して据え置きとなったことが弱材料視されて軟化。南米諸国の天候改善見通 し重石となり引けにかけて下値を探る足取りを展開。引け間際に483.25セントの 安値を付け、ほぼこの日の安値で取引を終えた。 米国の23/24年度需給見通しは飼料用需要予測が100万Bu引き上げられた が、期末在庫率は前月とほぼ同率だった。 一方の24/25年度の米需給予測は事前の期末在庫量引き下げ予測にもかかわら ず、全項目が前月と同量に据え置かれた。 24/25年度のブラジル及びアルゼンチンの生産量見通しは共に100万トン引き 下げられ、ブラジルが1億2600万トン、アルゼンチンが5000万トンとされた。 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気 概況及び予報を要約)。 <ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州> この24時間は北部で局地的な降雨が発生。気温は平年を上回った。 今後は13日までまばらな降雨となり、14日は北部で降雨となるだろう。15日は 散発的な降雨となる見込み。気温は12日まで平年を上回るが、13〜15日は平年並 〜平年を上回る見込み。 ブラジル産地南部では局地的な降雨となっていることで大豆の収穫およびサフリーニ ャコーンの作付進展が期待される。 <ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部> 散発的な降雨が発生。気温は平年並だった。同様の状況が15日まで続くもよう。 雨季の降雨が続いているが、雨量が増加する通常とは異なり、今週の雨量はこれま でより減少したり、または局地的なものとなる見込み。これにより大豆の収穫及びサフ リーニャコーンの作付が進展する見込み。サフリーニャコーンの作付は平年に遅れてい るうえ、適時とされる作付時期はあと2週間程度が残されているだけに、雨量の減少は 好ましい。 <アルゼンチン北部のコルドバ州、サンタフェ州、ブエノスアイレス州北部> 局地的な降雨が発生。気温は平年を上回った。 前線は13日にかけてゆっくりと北部に近づく見込みで、一部地域ではまとまった雨 量を伴う降雨が発生する可能性がある。北東部を中心とした降雨が予想されるが、広い 範囲での降雨には至らないだろう。また、週末14日から来週にかけて新たに前線が近 づく見通し。すでにこれまでの乾燥で作柄が低下しているため、この降雨による作柄改 善は見込み難いが、これ以上の作柄低下には至らないと見られる。 <アルゼンチン南部のラパンパ州、ブエノスアイレス州南部> この24時間は散発的な降雨が発生。気温は平年を上回った。 今後は12日〜13日まで概ね降雨は無いが、14〜15日は散発的な降雨が発生す る見込み。一方の気温は15日まで平年以下〜平年並になるだろう。 アルゼンチン産地は前線が通過中で、現在通過中の前線が北部に移動した後も、今週 末の15日から来週にかけて新たな前線が通過する見込み。この前線に伴う降雨による 作柄の大幅な改善は期待し難いものの、作柄の改善が見込まれる。 シカゴ小麦は軒並み下落。米農務省(USDA)月例需給報告で24/25年度の米 国の小麦期末在庫量は僅かに引き下げられたが、世界的な生産見通しが引き上げられた ことや、大豆・コーンの軟調が重石となった。 中心限月の3月限は前日比2.50セント安の577セントで終えた。 米農務省(USDA)月例需給報告で24/25年度米小麦は生産量予測は前月と同 量の19億7100万Buに据え置かれた。需要項目でが食用需要予測が400万Bu 引き上げられたが期末在庫量への影響は限られ、期末在庫量予測は前月の7億9800 万Buから7億9400万Buへ下方修正された。 今日の材料 ・ブラジル産地全域では降雨過多の環境が少雨へ。大豆収穫とサフリーニャコーン 作付進展が期待される。 ・アルゼンチン産地全域では今週半ばおよび今週末から来週にかけて前線通過に伴い 慈雨発生へ。 ・米国の23/24年度期末在庫率は前月の11.8%に据え置かれる。 ・米24/25年度期末在庫率は前月の10.2%と同率に据え置き。 MINKABU PRESS
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