NYプラチナ市況=プラチナが続伸、パラジウムは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 4)  1036.9     1050.0      1029.3      1048.5    + 12.8
         (25/ 7)  1047.3    1058.5      1039.0      1057.3    + 12.0
 パラジウム  (25/ 3)   995.50     999.50      976.00      987.30   -  5.00
         (25/ 6)  1010.00    1015.00      995.00     1004.50   -  5.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          26,938         25,288        82,571       (+  1,404)
 パラジウム          7,194          6,768        20,106       (+    679)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          44,368.56  - 225.09
     前日  152.55/57   1.0363/65   ・ナスダック         19,649.95  +   6.09
     本日  154.42/44   1.0391/93   ・10年米国債利回り      4.63  +   0.10
・NY原油  (25/ 3)   71.37 - 1.95  ・SPDR保有金残高    871.94  +   0.86
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは続落。前日比はプラチ
ナが11.4〜12.8ドル高、中心限月の4月限が12.8ドル高、パラジウムが
5.30〜5.00ドル安、中心限月の3月限は5.00ドル安。
 プラチナ4月限は続伸。時間外取引では、貿易戦争に対する懸念に上値を抑えられ
た。欧州時間に入ると、戻りを売られたが、買い戻されて下げ一服となった。日中取引
では、予想以上の米消費者物価指数(CPI)が圧迫要因になったが、ドル高一服を受
けて押し目を買われた。
 パラジウム3月限は貿易戦争に対する懸念を受けて戻りを売られた。
 プラチナ4月限は時間外取引を1029.3〜1046.3ドルのレンジで推移し、
前日比10.4ドル高の1046.1ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、貿易戦
争に対する懸念に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、戻りを売られたが、買い戻さ
れて下げ一服となった。
 日中取引では、予想以上の米消費者物価指数(CPI)を受けて1033.2ドルま
で下落した。その後は、ドル高一服を受けて押し目を買わると、時間外取引の高値を突
破し、1050.0ドルまで上昇した。
 1月の米消費者物価指数(CPI)は前年比3.0%上昇した。前月比では0.5%
上昇し、2023年8月以来、約1年半ぶりの大幅な伸びを記録した。共に予想を上回
った。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、下院金融サービス委員会で
証言を行い、利下げを急ぐ必要はないと改めて表明した。
 パラジウム3月限は、時間外取引を979.50〜997.00ドルのレンジで推移
し、前日比4.80ドル安の987.50ドルとなった。3月限は高寄りしたのち、他
の貴金属の軟調につれ安となった。欧州時間に入ると、戻りを売られて軟調となった。
 日中取引では、999.50ドルまで上昇したのち、予想以上の米消費者物価指数
(CPI)を受けて戻りを売られた。その後はドル高が一服したが、貿易戦争に対する
懸念などが圧迫要因となり、976.00ドルまで下落した。
 11日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの48万1857
オンス、パラジウムは同104オンス増の4万9914オンス。
今日の材料
・フランスのマクロン大統領は10、11両日にパリで開いた「AIアクションサミッ
ト」で人工知能(AI)に関する重要な国際合意を目指したが、目標には遠く及ばなか
った。
・カナダの半導体調査会社テックインサイツは、中国の半導体製造装置購入額が今年は
減少に転じるとの見通しを示した。これまで3年間は増加していた。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁は、トランプ
米大統領の関税政策は経済に悪影響を及ぼす可能性が高いとの見方を示した。
・1月の米消費者物価指数(CPI)は前年比3.0%上昇した。前月比では0.5%
上昇し、2023年8月以来、約1年半ぶりの大幅な伸びを記録した。共に予想を上回
り、米連邦準備理事会(FRB)の利下げを急がない姿勢が裏付けられた。
・イスラエル軍は、パレスチナのイスラム組織ハマスが15日までに人質を解放せず、
パレスチナ自治区ガザでの戦闘が再開した場合に備え、予備役を招集した。
・米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、下院金融サービス委員会で証言
を行った。前日の上院銀行委員会での証言と同様、利下げを急ぐ必要はないと改めて表
明。
・トランプ米大統領は、ロシアのプーチン大統領と電話会談したと明らかにした。
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