−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2025/03 1,043.50 1,047.00 1,024.50 1,027.75 -15.75 2025/05 1,060.25 1,063.75 1,042.00 1,045.75 -14.50 2025/07 1,075.50 1,079.00 1,058.50 1,062.00 -14.00 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 358,856 278,831 904,578 (+ 143) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払 っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後 4時現在の数値です。 ======================================= *米気象庁発表の6−10日予報(2月18日−2月22日) コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年並〜平年を上回る。 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 大豆は続落。前日比は15.75セント〜7.50セント安。3月限は前日比15. 75セント安の1027.75セント。 米トランプ政権による関税引き上げを受けて中国が対米報復関税を発表したことを受 けて米中貿易戦争懸念が強まるなか、米国による中国向け大豆輸出減退懸念が強まり売 り優勢となった。また、米農務省(USDA)発表の月例需給報告ではアルゼンチンの 24/25年度生産量見通しは下方修正されたが、同年度のブラジルの生産量見通しは 据え置きとなり、依然として過去最大規模の生産量が見込まれていることも重石となっ た。この日、USDAは大口成約を発表したが、反応は限られた。 3月限は1043.50セントで取引を開始。開始早々に1047セントの高値を付 けた後、しばらく1042セントを下値支持線としてもちあっていたが次第に軟化傾向 を強め欧州の時間帯終盤には1035セント前後まで下落。USDAの大口成約を受け て1042セント台まで買い戻される動きも見られたが騰勢は続かず、戻り待ちの売り が誘発されたことで更に値位置を落とし、終盤は1026セントを前後する安もみとな るなかで1024.50セントの安値を付け、低迷したまま取引を終えた。 米農務省(USDA)は仕向け地不明で24/25年度積み12万トンの大豆の大口 成約を発表した。 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気 概況及び予報を要約)。 <ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州> この24時間は北部で局地的な降雨が発生。気温は平年を上回った。 今後は13日までまばらな降雨となり、14日は北部で降雨となるだろう。15〜 16日は散発的な降雨となる見込み。気温は13〜16日は平年並〜平年を上回る見込 み。 ブラジル産地南部では今週末から来週初頭にかけて前線が停滞する影響で、まとまっ た雨量を伴う雨が続く可能性があり、大豆の収穫やサフリーニャコーンの作付けがさら に遅延する恐れがある。 <ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部> 散発的な降雨が発生。気温は平年並だった。同様の状況が16日まで続く見込み。 雨季の降雨が続いているが、雨量が増加する通常とは異なり、今週の雨量はこれま でより減少したり、または局地的なものとなる見込み。これにより大豆の収穫及びサフ リーニャコーンの作付が進展する見込み。サフリーニャコーンの作付は平年に遅れてい るうえ、適時とされる作付時期はあと2週間程度が残されているだけに、雨量の減少は 好ましい。 <アルゼンチン北部のコルドバ州、サンタフェ州、ブエノスアイレス州北部> 局地的な降雨が発生。気温は平年を上回った。 前線は13日にかけてゆっくりと北部に近づく見込みで、一部地域ではまとまった雨 量を伴う降雨が発生する可能性がある。北東部を中心に降雨となる見通しだが、広い 範囲での降雨となる可能性は低い。また、週末14日から来週にかけて新たに前線が近 づく見通し。すでにこれまでの乾燥で作柄が低下しているため、この降雨による作柄改 善は見込み難いが、少なくともこれ以上の作柄低下には至らないと見られる。 <アルゼンチン南部のラパンパ州、ブエノスアイレス州南部> この24時間は散発的な降雨が発生。気温は平年を上回った。 今後は13日まで概ね降雨は無いが、14〜15日は散発的な降雨が発生する見込 み。16日は概ね降雨は発生しないもよう。一方の気温は16日まで平年以下〜平年並 になるだろう。 アルゼンチン産地は前線が通過中で、現在通過中の前線が北部に移動した後も、今週 末の15日から来週にかけて新たな前線が通過する見込み。この前線に伴う降雨による 作柄の大幅な改善は期待し難いものの、これ以上の悪化はないと見られる。 大豆製品は大豆粕、大豆油は共に軟調。トランプ政権による関税引き上げを受けた対 中輸出不安から値を落とした大豆市場の足取りに追随した。 大豆粕3月限は前日比2.50ドル安の294.10ドル。 今日の材料 ・ブラジル産地南部では降雨が続く可能性があり大豆の収穫およびサフリーニャコーン の作付け遅延懸念が高まる。 ・ブラジル産地中部は雨量や降雨の機会減少で大豆の作付やサフリーニャコーンの 作付けが進展する可能性も。 ・アルゼンチン産地中部および南部では今週後半に降雨。来週初頭も降雨発生が期待 されるが、大幅な作柄改善の可能性は薄。 ・USDAは仕向け地不明で24/25年度積み12万トンの大豆の大口成約を発表。 MINKABU PRESS
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